06年産米の生産目標数量配分を協議
配分は7万4224トンで、昨年より727トン増(1月30日・月)
大仙市水田農業推進協議会総会が30日、大曲総合支所で開かれた。協議会は栗林次美市長、東部、西部の農業委員会長、秋田おばこ農協組合長、仙北農業共済組合長、それに土地改良区や消費者団体、認定農業者代表ら10人で構成され、05年度の転作実施状況や産地づくり交付金状況などの報告の後、06年産米の生産目標数量の配分方法について協議した。
始めに栗林市長は「農林水産省では平成19年産から、価格政策から所得政策への転換など品目横断的経営安定対策として現在、進めている米政策改革の生産調整支援策を見直し、資源・環境対策として農地・水・環境向上対策を発表した。これは戦後農政を根本から変えるもので、市としても今年4月から担い手支援事業を最重要課題として『大仙市集落営農・法人化支援センター』を設置、専門指導員5人による組織化・法人化の支援態勢を整え、農業基盤であるほ場整備や農業集落排水事業など環境整備に取り組みたい」とあいさつ。
続いて事務局の農林課職員が05年度転作実施状況や産地づくり交付金状況、それに水田農業ビジョン確立支援事業について報告し、06年産米の生産目標数量の配分について協議した。
06年の米づくりに向けて秋田県全体に配分された生産目標数量は49万7290トンで、昨年より5380トン少なくなった。その一方で大仙市への配分数量は7万4224トンで、05年度の配分より727トン増えた。増加の要因は「売れる米づくり」の要素となる▽一等米比率▽単収の安定度▽担い手率がいずれも高かったことと栽培履歴の記帳の取り組みも進んでいるなどが評価された。
そしてこの配分された生産目標数量から各総合支所ごとへの配分試算が示された。配分は共済組合の単収から試算し、各地域ごとの作付け面積と転作率は次の通りとなる。▽大曲地域約2600ヘクタール、転作率30.53%▽神岡約883ヘクタール、29.63%▽西仙北約1647ヘクタール、30.39▽中仙約2278ヘクタール、29.56%▽協和約1275ヘクタール、29.76%▽南外約680ヘクタール、32.58%▽仙北約1460ヘクタール、26.79%▽太田約1784ヘクタール、29.60%。
協議ではこの配分数量で了承され、今後2月上旬から中旬にかけて市内農家へ生産目標数量が配分されることになった。続いて秋田農政事務所の佐々木七夫地域第四課長が「経営安定対策等大綱」のあらましを説明。大綱は農業従事者の減少・高齢化、耕作放棄地の増大などわが国農業・農村が危機的状況の中で兼業農家、高齢農家など多様な構成員からなる地域農業を担い手を中心に環境の保全や文化の伝承など農業・農村の持つ機能の維持とWTOにおける国際規律の強化に対応し得る農業の構造改革を図るもの。
佐々木課長は大綱は▽品目横断的経営安定対策▽米政策改革推進対策▽農地・水・環境保全向上対策の3つを柱に、品目横断的経営安定対策の支援対象は認定農業者(北海道10ヘクタール以上、都道府県4ヘクタール以上)及び一定の条件を備える集落営農(20ヘクタール以上)となるなどと説明した。