写真展「花の名山  駒ヶ岳」

大仙市大曲図書館で開催中(7月5日・水)

  旧大曲市立大曲南中学校長を定年退職後、野の花をテーマに写真を撮り続けている大仙市大曲福見町の田村武志さんの写真展「花の名山  駒ヶ岳」が大曲図書館市民サロン・展示室で開かれている。

  田村さんは1990年に写真集「仙北花抒情」、そして93年には「続・仙北花抒情」を、さらに05年には「秋田駒ヶ岳花抒情」を出版。田村さんの花に添える細やかな愛情や花と向き合い、花と語り合うようなアングルでの写真撮影は観る人の心を引きつけて止まない。

  今回は1991年4月から03年7月まで仙北市田沢湖の秋田駒ヶ岳で撮影した花を中心に四つ切り、ワイド四つ切りでカラー作品33点を展示している。紅紫色の気品に満ちたハクサンフウロ、ワインカラーが美しいエゾツツジ、鮮やかな黄色のニッコウキスゲ、紫色のハクサンシャジン、可愛いピンク色のコマクサなど高山植物ならではの花を楽しめる。

  田村さんは単に花の写真とその名前を展示するだけでなく、一つひとつの撮影場所と撮影日を記し、さらにその花を解説し、その植物が日本人とどう関わり、どのように詠まれてきたかにも興味を示し、エゾオヤマリンドウというリンドウ科の花には「龍胆に寄れば群青さらに濃き」(宮澤詠子)などと俳句も添えている。

  展示された市民サロンは花の可憐さを楽しみながら、花と共にジックリと過ごせる場となっている。写真展は今月いっぱい。