美郷町の町道改良

大坂橋竣工

三世代夫婦が渡り初め(7月10日・月)
 

  美郷町の町道「大坂善知鳥外川原線」の改良舗装工事の一環として架け替えられた浪花字大坂(おおざか)地内の「大坂(おおざか)橋」が完成、9日、現地で竣工式と渡り初めが行われた。渡り初めでは、同町千屋字谷地中の三世代夫婦が神官の先導を受けて橋を渡った。

  町道は浪花大坂地区の一丈木公園から千畑温泉のある善知鳥(うとう)地区を通って、六郷東根の県道花巻・大曲線へと抜ける道路。延長は4.19キロで一部、横手市から田沢湖へと結ぶ「瑞穂の里」ロードにもなっており、来年の「秋田わか杉国体」では自転車のロードレースコースに入っている。

  これまでの道路は幅4〜5メートルしかなく狭隘だった。このため、国体の自転車ロードに合わせ、拡幅整備したいと国の地方道交付事業の補助を受けて車道を8.5メートルにし、片側に2.5メートルの歩道を設ける改良工事を1998年から行っていた。

  その改良工事の中で赤倉川に架かる「大坂橋」も架け替えとなったもので、橋の長さは18.66メートル、幅は町道に合わせ11メートル。昨年9月から約8850万円の工費をかけて建設していた。

  竣工式には大坂自治会の鈴木幸夫会長や善知鳥部落会の煙山健会長、美郷町役場から坂本昇一収入役と建設課長ら、それに町議と工事関係者、そして三世代親子ら約30人が出席。神事で橋の通行の安全を祈願した後、三世代夫婦を先頭に渡り初めを行った。三世代夫婦は高橋厚さん(81)、キヨエさん(76)、長男夫婦の彰さん(57)、京子さん(58)、孫夫婦の剛さん(33)、淳子さん(30)の6人。

  三世代夫婦は和服に正装し、神官を先導に静々と渡り切った。橋の歩道では珍しい渡り初めを見ようと多くの住民が見守った。橋を渡り終えた彰さんは「着たこともない着物を着てなので緊張したが、大役を果たせた」とホッとした顔だった。三世代夫婦がそろったのはめでたい、と地元住民は6人が渡り終えるとカメラを向けて盛んにシャッターを切っていた。父親の厚さんは耳が遠いと言うが、カメラを前に背筋を伸ばし、誇らしい表情を見せて撮影に応じていた。