大仙市大曲の花火

来月26日に第80回大会

大会提供は「日本の花火」の変遷をテーマに(7月11日・火)

  今年で80回記念を迎える大仙市大曲の「全国花火競技大会『大曲の花火』」は、8月26日、大曲橋(通称・金谷橋)下流の雄物川河川敷を会場に開かれる。規模・質からも〃日本一〃の折り紙を付けられている「大曲の花火」。一昨年は大会史上初めての70万人、そして昨年は台風一過の影響もあって心配されたものの68万人の観客を動員し、豪華絢爛な光りの絵巻で堪能させた。今年の記念大会はどんな大会になるのか。大会実行委員会(大仙市と大曲商工会議所、大曲観光物産協会)は10日、「大曲の花火」の概要を発表した。メーンの大会提供花火は「日本の花火  80th  Anniversry」と題して打ち上げられる。江戸期からの花火の変遷や歴史、現在の花火技術の神髄までを2部構成で表現したいと実行委員会。

  「大曲の花火」は内閣総理大臣賞を始め、中小企業庁長官賞、経済産業大臣賞、文部科学大臣賞などが贈られ、数ある全国の花火競技大会の中でも最も権威のある大会として花火師は臨んでいる。今年の大会には地元4業者を含め、全国から30業者が参加する。打ち上げられる花火は大会提供も含め、約1万5000発。

  大会は午後5時からの「昼花火」に始まり、同6時50分から「夜花火」の競演がスタートする。「昼花火」は5号(5寸)5発割物か煙竜の組み合わせで、色彩と煙竜の芸術性を競う。「夜花火」は割物10号(尺玉)2発の課題玉(割物芯入りで八重芯以上のもの)と自由玉(千輪菊、冠菊、小割模様か創造的なもの)の打ち上げで、伝統の技と美を競う。

  オープニングの大会協賛花火は秋田県提供の「80回記念特別企画」として、環境に優しい分解性プラスチックを使った7号玉80発を幅420メートルにわたって、8カ所から打ち上げる。その流れの中で秋田清酒提供の幅500メートルの「ナイアガラの滝」にも点火し、幕を開ける。

  「大曲の花火」が発祥の地である創造花火は、例年と変わらず筒の本数は150本以下に制限、速射方式で2分30秒の時間内でアイディアと創造性、技、芸術性を競う。昼花火の優勝者には賞金15万円、夜花火の10号割物には同20万円、創造花火は同100万円が贈られる。そして夜花火の最優秀賞には内閣総理大臣賞も。

  メーンの大会提供花火は、午後8時半過ぎの予定。今回は80回大会を記念し、参加30業者がそれぞれの持ち味を発揮して玉を製造、出展することになった。そして花火の変遷、歴史、現在の花火の神髄を和楽器を取り入れた音楽に乗せて打ち上げる。例年より多い約1900発の花火で夜空を焦がし、6分25秒の音と光りのドラマの展開となる。

2人用の桟敷を新設へ

  桟敷席は今年からB席を廃止し、A席と堤防法面の緩斜面のC席に加え、新たに河川敷にP席を設ける。A席(定員6人・1万9000円)は1万4900升、C席(同5人・1万円)は2800升、P席(同2人・5000円)。8月1日午前8時半から、同商工会館で販売するが例年、買い求める客が徹夜で通路に並ぶため、苦情もあることから「ねむのき公園」の使用も検討している。P席は当日販売も予定しており、当日券は6000円。P席は通路の確保、安全な観覧席の拡大などから設置に踏み切った。

  一方、今年から会場への一般無料席への入場は大幅に変更される。P席の設置や会場内施設工事のためで、大会2日前の8月24日午後5時から26日午前5時までの間は関係者以外の立ち入りは禁止となる。入場者は下流の姫神橋方面の河川敷サッカー場付近で開場となる当日午前5時まで待機しなければならない。

  交通規制や駐車場関連としては、大曲西道路は当日午前6時20分から午後9時半まで車両通行止め。駐車場は協和、西仙北、神岡、中仙の各総合支所を活用し、そこから電車に乗り換えて開場入りを勧める。この4支所の活用で480台分の収用が可能。さらに姫神橋下流左岸河川敷と大曲大橋上下流左岸河川敷のテント設営地が3ヘクタール拡大されたほか、無料一般車駐車場として玉川橋上流左岸と国道13号大曲バイパス東側の大和田を増設したことから、大会の駐車能力は1万8400台分(民間含む)となる。

  しかし、大会実行委員会では渋滞緩和のためにも、可能な限り臨時列車の利用を呼びかける。JRでは大会当日、臨時も含め往復65本の列車を運行する。うち秋田新幹線こまちは14本の予定。

  また、横手市の「秋田ふるさと村」駐車場からバスで会場に向かうシャトルバスも運行する。花火会場に向かう人は「ふるさと村」の駐車場に車を置いて、午後2時発のバスに乗って大曲市民会館まで行ける。同会館から花火会場までは約1.5キロ。帰りは午後11時の出発予定。料金は大人往復3000円、子ども往復2000円。利用申込みは大曲花火渋滞対策検討会で、18日からホームページ(http://www.oh-hanabi.com)で受け付ける。定員は200人。問い合わせは湯沢河川国道事務所(0183・73・5559)調査第二課の藤原さんか、大崎さん。