命の大切さを伝えたい

横浜甦生病院の小澤医師

13歳からの「いのちの授業」を出版(7月13日・木)

  神奈川県横浜市の「横浜甦生病院」でホスピス病棟長を勤めている小澤竹俊医師の「13歳からのいのちの授業」がこのほど、大和出版社(本社・東京都文京区)から出版された。小澤医師は2年前の2月、当時の大曲市日の出町の「サンクエスト大曲」で「ホスピスから学ぶ生き方のヒント〜看取りの医療から見えてくる苦しみの意味〜」と題して講演している。

  小澤医師は東京生まれ。高校時代にマザー・テレサの映画で「アメリカ・イギリス・日本のような先進国でも悩み、苦しんでいる人がいる。あなたは、あなたの国の最も貧しい人に仕えなさい」とのメッセージに心打たれ、医師になる決意をした。そして東京慈恵会医科大学医学部を卒業。山形大学院医学研究科医学専攻博士課程を卒業し、山形中央病院救命救急センターに勤務、さらに同県西置賜郡白鷹町立病院の内科医となって、そのまま医療過疎地で働くことを夢みたが、人の生命を看取る大切さから1994年、ホスピス病棟に移った。

  そしてホスピス医としての体験から2年前、「苦しみの中でも幸せは見つかる」を出版した。今回はこの2年半の間、非番の日を利用して約270の講演や小中学校での「いのちの授業」を展開、そのノウハウをもとに執筆したという。

  ホスピスという「人生の最後を看取る場所」で、多くの患者を見送ってきた著者。その中で得たことは「人は、どんな苦しみの中でも、生きる喜びを手にすることができる」だったという。そして平坦ではない人生を生きていく上で、「苦しみとどう向き合うか」を学ぶことが、いのちを大切にすることにつながると訴える。

  小澤医師は「日本で一番分かりやすい『いのちの授業』の本だ」と自負するように各章の終わりには「ワーク」を付けて、命について学ぶための手引きとして活用できるようにしている。わが子に「いのちの大切さ」を伝えたい人、「いのちの意味」を見失っている人、「いのちが限られる苦しみ」を抱えている人への渾身のメッセージだと大和出版編集部も評価している。

  本は税込みで1300円。Web上ではAmazon、楽天ブックス、Yahoo!ショッピングで扱っている。

  小澤医師のホームページは下記から。

 http://www.bekkoame.ne.jp/~ta5111oz/