大仙市内小友の五味さん
柴犬の生態を描いた絵はがき発行(7月18日・火)
縄文柴犬天然記念物「柴犬研究会」の事務局にもなっている大仙市内小友字堂の前、五味靖嘉さん(65)は、柴犬の生態を描いた6枚組の「絵はがき」を発行した。50枚の水彩画の中から選び出したもので、精悍な犬の姿や仲良く遊ぶ姿、ほほえましい親子の様子などが描かれ、柴犬愛好家の話題になっている。
五味さんは内小友に移り住む前は東京で産業機械の設計、製作をしていた。それが縄文柴犬と呼ばれる犬と出会ってから生活は一変し、茨城県に移って柴犬との生活が中心になった。そしてもっと犬を飼いやすい場所に移り住みたいと19年前、妻の陽子さんと共に現在地に移り住んだ。
柴犬は普通、丸っこい体型だが、五味さんたちが飼育している柴犬は足が長く、鋭利な顔と精悍な目が特徴。しかも、飼い主へは細やかな愛情を示す。縄文柴犬と呼ばれるのは縄文時代の遺跡から発掘された犬の遺骨とソックリなことから。改良によって先祖返りしたのではないかと専門家は分析する。
五味さん夫婦は内小友に移り住んでからは犬との共同生活となり、その保存と研究、そして普及に努めた。縄文柴犬天然記念物「柴犬研究会」も発足させ、会報を発行、同時に全国各地で柴犬展などの事業も展開、約400人の会員を有する団体となった。
犬と接する生活の合間を見ては絵筆を振るい、犬たちの生態をスケッチし、水彩で描いてきた。その作品の中から6枚を選び出して今年のカレンダーにしたところ、多くの仲間から喜ばれ、「絵はがきにしてみたら」と勧められ、発行に踏み切った。
絵はがきはカラー印刷で、1000部発行。ジャンプする一瞬を捉えた絵、顔を天に向けて吠える「呼びかけ」の姿、木の根っこを台に得意のポーズで「見張る」姿、寝そべった母犬にすがり付いて母乳を飲む小犬たちなどが生き生きと描かれている。
1組500円だが、柴犬を飼っている仲間たちは「いい記念になる」と5組、6組と買い求め、「離れて暮らしている子どもや親しい友だちへのお便りにした」と喜びの声も届く。今月初旬には大曲農業高校の女子生徒2人が五味さん宅で職場体験するため、3日間の日程で訪れた。2人は進学希望だったため、五味さんは「人と動物との関わり」をテーマにビデオを上映し、講話した。その2人への記念品も絵はがきだった。「とても喜んでもらいました」と五味さんは目を細める。
絵はがきについてはの問い合わせは五味さん宅(0187・68・2976)へ。ホームページは下記から。