大仙市大曲西中学校

男女平等は認め合うこと

男女共同参画に向け親子講演会(7月20日・木)

  大仙市の大曲西中学校(大友久志校長・生徒数131人)で19日、羽後町在住で県の男女共同参画事業推進役として活躍している佐藤万里子さんの出前講座「みんな可能性がいっぱい!─将来なりたい自分になるために─」と題した親子講演会が開かれた。同校PTA教育厚生部の主催で、生徒と教職員、そして保護者らは佐藤さんの「男女共同参画社会」をテーマにした講座に熱心に耳を傾けた。

  生徒たちの授業参観の後で体育館で開いた。佐藤さんは「中学生の皆さんを前にお話しするのは初めてなのでドキドキしてます」と言いながらも、テレビアニメや偉人伝では多くの男性の中に「紅一点」として女性が出てくるのを例に挙げ、「社会の意思決定はたくさんの男性と少しの女性で出来ているのが現実」と語り、「皆さんが大人になって社会に出るころには女性の席がたくさんあるような社会になってもらいたい」と男女共同参画社会をテーマに本題に入った。

  そして「仕事でも役割でも、女でないと出来ないとか、男でないと出来ないと決めつけることはない。もしかしたら皆さんの中から将来、飛行機のパイロットなりたいという女子がいるかもしれないし、保健師の先生になりたいと願う男子もいるかもしれない。男だから、女だから出来ないでなくて、自分で興味があって好きなことなら役割でも職業でもやれる時代だ」と夢を持つことの大切さを強調。さらに「男らしさ、女らしさにこだわり過ぎるとせっかくその人の持っている良さ、個性、能力を縛りつけてしまう。男女平等とは男女の差ではなく、自分らしさを出して認め合うことだ」とも述べた。

  また、保護者にも「家庭での子どもの躾けでは男の子には自立心や実行力を重要視し、女の子には優しさを重要視するが、男の子にも家事能力が必要でないか。女の子にもリーダーシップが必要でないか。生活の自立、経済面の自立、精神面の自立の3つが大事だ」と呼びかけた。

  佐藤さんはさらに若いカップルの間で問題になっているデートDV(ドメスティックバイオレンス)にも触れ、「暴力は殴る蹴ると言った身体的な暴力だけでなく、言葉による暴力、金を貢げと言った経済的な暴力もある」とし、「暴力は愛情とは違う。支配も束縛も愛情とは違う。愛情とはお互いの気持ちを大事にすることだ」と強調。そして「今、皆さんは自分のことをつくっている時期。自分のことだけでなく、相手のことも思いやってほしい。自分を信じ、そして相手も信じて大事にしてほしい。そうした温かい心の育つ社会に私たち大人はあなた方を送り出していきたい。悲しいことがあったらそれを力にして夢を叶えて下さい。そしてほかの人の夢を応援してあげて下さい」と結んだ。