山形県の公益文科大学で学習
学長から公益を学び、県南出身の学生と懇談(7月21日・金)
大仙市太田地域協議会はこのほど、山形県酒田市の東北公益文科大学で委員研修会を開いて、小松隆二学長の講話を受けた後、県南出身の学生3人と懇談した。研修会には協議会委員と太田総合支所地域振興課職員の合わせて20人が参加した。
「公益」とは、自分自身の幸せから一歩進め、みんなのために役立つことを言い、同大学には日本で唯一の「公益学部」を設置し、学生と地域住民がいっしょにまちづくりを推進している。同協議会では「公益の原理」こそ、大仙市が目指す「協働」の精神に通じる、と同大学での研修会開催となった。
一行を受け入れた小松学長は「地域のため」「社会のため」「世のため」「人のため」という「公益」について講話の後、「まず自分を超えること。自分のためにできたら地域のため、社会のために活動することが大切。一地域からも日本や世界に情報発信できる。大仙市にしかないものが必ずあるはず。どこの町もやっていないことを意識的にやっていく。自分たちで日本一のことをやるという気持ちを支えにすべきだ」などと説諭。そして「試行錯誤を恐れず、だめなら戻ればいい。どこにも負けないという気概だけは忘れないで、良い暮らし、良いまちづくりを皆さんで目指してほしい」と委員にエールを送った。
続いて羽後町出身の3年男子と大仙市協和出身の2年女子、横手市雄物川町出身の1年男子の3人の学生との懇談会も行った。3人とも「卒業後は仕事があれば、秋田に帰りたい」と話し、「酒田も住みやすいが、風が違う。秋田はのどかでいい」「山形は市民が参加した地域活動が活発で、まちづくりに力が入っている。秋田がんばれよ、と思う」「必ず秋田に帰り、どんな形でもいいから人のためになることをやりたい。人を助けるのではなくカバーしていく、特にお年寄りのために自分の力を生かしたい」と秋田への思いを語った。
委員は「戦前はいたる所で『公益』が日常化していたことを改めて知った」と感想を述べ、学生たちのフレッシュな考えや思いに、地域協議会委員としてもまちづくりに取り組む意欲を新たにしていた。(太田総合支所からの写真と情報提供)