アジサイロード

大仙市大曲日の出町

環境整備にと植えたアジサイが満開(7月24日・月)

  大仙市大曲日の出町の有限会社「品川住宅産業」前の杉林で今、アジサイが一面に咲いている。市道に面して鮮やかなブルー、紫、そして白の花が25株ほど植えられ、梅雨空の中に彩りを添えている。延長50メートルほどのアジサイロードとなっており、その連なりの美しさに横手市や仙北市角館町からもカメラマンが駆けつけ、撮影している。

  アジサイを植え、管理しているのは同住宅の品川秀男社長(65)。「20年ほど前だったが、杉林は一面のヤブで湿気もあり、ゴミの捨て場となって荒れ放題だった。花でも植えたらゴミも投げないだろうと業者に相談したら、直射日光も当たらない環境なのでアジサイが良いだろうとアドバイスを受けて植えた」と話す。

  今年も今月上旬から咲き始め、シットリとした花が彩りを添えた。大曲農業高校への通学路にもなっていて、高校生もアジサイを眺めながらの通学を楽しんでいる。しかし、品川さんの悩みは「花ドロボウ」の多いこと。日中は品川さんの社員らの目もあって心配ないが、夜になると車で駆けつけ、ハサミを使ってバッサリと切り取られる。

  思い悩んで「アジサイを勝手に取ることを禁じる」と看板を立てたが、それを無視して持っていく状態。「花を少し下さいと声をかけてくれるなら気持ち良く『どうぞ』と言ってやれるが、黙って切り取っていくその心理が分からない」と品川さん。花の見ごろはまだ続く。「花を取らないで楽しんでもらいたい」と品川さんは気を揉む。