楽しい絵手紙の2人展

大仙市大曲図書館で開催中(6月7日・水)

  絵手紙展を開いている佐藤さん(左)と田口さん(右)。大仙市大曲図書館の市民サロン・展示室で同市大曲大花町、佐藤多喜子さん(66)と大曲日の出町の田口澄子さん(66)の「楽しい絵手紙展」が開かれている。絵手紙は葉書に「絵」と「言葉」と「字」を描いて友だちなどに送るもの。二人は春から冬までの季節をテーマに花や野菜、果物、人形など身の回りのものをモチーフに描いた作品約200点を展示、訪れる人たちに爽やかな風を送っている。

  二人とも1998年からNHKの生涯学習通信講座「絵手紙」を受講、その講座が発行している機関誌の「お仲間募集」の投稿欄に同じ大曲の田口さんの名前を佐藤さんが見つけ、絵手紙の交換を始めた。そして03年11月にはJR大曲駅の観光情報センターで絵手紙の2人展を開いた。

  それが切っ掛けとなって同市大曲日の出町のサンクエストから絵手紙教室のサークルを開いてもらえないかと声が掛かって、仲間が広がった。そして今回の図書館での展示会となった。

  佐藤さんは絵手紙の魅力を「パソコンに向かってインターネットで送れば居ながらにして買い物ができる現代だからこそ、一枚一枚、手書きで描く手紙にこそ心が伝わる何かがある」と話す。

  春。フキノトウやツクシを描いた絵もあれば、ひな人形の絵もある。そして芭蕉が山形県の最上川を歌った「五月雨を集めてはやし最上川」の俳句を文字にし、最上川の川下りの思い出を絵にしたものもある。夏は羽後町の西馬音内盆踊りを見学し、それをモチーフに描いた絵もあれば、秋はトンボを、冬はクリスマス、そして今冬のような大雪で頑張ったことを記そうと雪へらや長靴、スコップを描いて「よくふりましたね  よくやるなと  自分で感心したりして」と添え書きも。

  会場には「遠方の友と心のつながり」と題して絵手紙を通じて知り合った和歌山県や北海道、京都などから送られてきた絵手紙も飾られている。二人は会場に絵手紙の道具である筆や硯、顔彩なども展示し、「ヘタがイイ、ヘタでイイ。一緒に楽しんでみませんか」とサークルへの参加を呼びかけている。展示は今月いっぱい。