大仙市防犯協会など3団体が連絡会議(6月26日・月)
藤里町の児童殺害事件を受け、大仙市では子供の安全を守る活動をしている老人クラブやPTAなど団体の連携を図ろうと24日、同市役所で「防犯・青少年育成関係団体連絡会議」を開いて、2カ月以内に関係団体のネットワークの設立を確認した。
連絡会議には同市防犯協会(渡部英治会長)、防犯指導隊(高橋俊治隊長)、青少年育成大仙市民会議(太田欣次郎会長)の3団体・約30人が出席。はじめに渡部会長が「県民を震撼させる事件が藤里町で発生した。今は事件の推移を見守るしかないが、二度とあのような悲惨な事件を起こしてはいけない。そのため未然防止が大事であり、警察、教育委員会、自治体、PTA、防犯、各種ボランティアが地域一体となって取り組まなければこうした痛ましい事件はなくならない」と協力を呼びかけた。
続いて大仙警察署の佐藤義和生活安全課長が「警察としても子供の安全確保のため、最大限の人員、車両を出して学校周辺のパトロールを強化している」などと報告。市教育委員会の佐藤康裕教育次長も5月末から始めた市職員と教育委員会の職員、それに教職員も同乗して公用車で子供たちの登下校を見守る活動は「当初の予定よりも引き伸ばして7月の夏休みまで継続する方針だ」などと説明した。また、巡回する公用車に青色回転灯も付けられるよう準備中との報告もあった。
この後、事務局の市側が「地区子ども安全ネットワーク」組織の概要を説明。ネットワークは各地区にある「子ども見守り隊」や老人クラブ、児童民生委員、交通指導隊、自治会、PTAなどの連携を深めるもので、学校単位でネットワークを組織し、さらにそれを8地域でつなぎ、その上に市全体のネットワーク設ける構想。
子供の安全を見守る活動は長期化する一方、関係団体の横の連絡が少ないため活動が重複したり、老人クラブからは疲労の声も出ていた。それだけに横の連絡と連携を強化することで活動にも励みが出て、犯罪抑止と防犯効果も向上すると事務局は期待する。
会議では西仙北地域協議会長の伊藤徳平さんが、大沢郷地区の子供たちの登下校時に合わせた「さん(午後3時)ぱち(午前8時)運動」と題した取り組みを報告。大沢郷小学校を中心にPTA、防犯指導隊、老人クラブ、自治会などが連携しながらパトロールしているもので、「気長に続けていくことが大事で、組織を作ってからは人のやり繰りにも余裕ができ、中身の濃い活動ができるようになった」と報告していた。
協議に入ると「いかに活動を継続していくかが大事だ」「財政的裏付けを得るためにも市で条例化すべきでないか」などの意見も出て、最終的に2カ月以内にネットワークを設立させ、連絡会議も定期的に開催していくことを確認した。