大仙市太田総合支所

太田地域を語る市民の集い

支所長らが行政説明の出前(6月27日・火)

 大仙市太田総合支所では27日から、「太田地域を語る市民の集い」を始めた。昨年3月22日に8市町村が合併して「大仙市」が誕生、市政運営の基本的な考えを示す初めての「総合計画」も策定されたのを機に、その計画を地域住民に説明する場を設け、意見交換しながら、市民と行政の協働意識を高めようと企画した。支所そのものが出かける〃出前〃の集いで、この日から7月5日まで太田地域の11地区で開く。

  27日午前は永代・川口地区の住民を対象に川口児童館で開いた。総合支所からは鷹觜均支所長をはじめ、地域振興課長や市民課長、建設課長ら9人が出席。同地域在住の金谷道男議員と門脇一男議員も出席した。住民は18人が詰めかけた。

  出席した支所職員の中には旧仙北町役場の職員らもいたが、鷹觜支所長ら多くは旧太田町役場職員だけに顔なじみ。「サッサ。前さ出てけれ」と堅苦しさをなくそうと職員たちは馴染みの言葉で住民に声をかけた。

  太田地域は来年の「秋田わか杉国体」ロード・レースのコースの一部にも入っているため、会場には国体推進事務局職員も詰めかけ、8月20日に国体自転車競技リハーサルとして行われる全国都道府県対抗自転車競技の説明もした。事務局では「レースが始まるとコース内は交通規制され、車が通れないので協力願いたい」と参加住民に説明していた。

  そして鷹觜支所長が「合併してから1年3カ月過ぎ、やっと私たち職員も落ち着いてきたというのが実感だ。大仙市の総合計画である『基本構想』も策定された。地域の活性化や基本構想実現のためには市民との協働、市民の行政への参画が大事だ。私どもも今まで以上に皆さんの声を大事にしながらこの地域発展のため尽くしたいので、忌憚のない意見を聞かせてほしい」とあいさつ。

  続いて「人が活き人が集う夢のある田園交流都市」としてまとめた06年度から2015年度までの「大仙市総合計画(基本構想、基本計画、実施計画)」の概要版を職員が説明。さらに健康診断事業や同地域における農村振興総合整備統合補助事業、森林整備地域活動支援交付金事業、農業集落排水事業、花いっぱい運動の推進などを説明した。

  また、総合支所ごとに配分された500万円の地域枠予算の使途として太田公民館が企画した地域文化向上のための「みんなで創る学びの集い」、「学校花だんづくり事業」、地域振興課が行う街灯設置、「東北公益文化大学公開講座」の開催などを説明。

  東北公益文化大学は山形県酒田市にあり、国内で唯一「公益学部」を設置、市民と学生が一緒になって地域づくりや環境づくりを実践している。支所職員は「この講座こそ市民参加による協働のまちづくりの参考になる」と強調し、8月以降に開催を予定している講座への参加を呼びかけていた。一方、太田公民館の社会教育指導員は「太田地域の伝統、地域の香りを守るためのサークルや教室も用意したので参加してほしい」と働きかけた。

  意見交換に入ると道路の改修や森林保護のための共同での伐採への補助、さらには老朽化した児童館の改築への補助があるかなどの質問も出された。道路の舗装で段差が生じたなどの苦情に対しては「現場を見て、対応を考えたい」などと述べ、補助事業の相談に応じていた。来月5日まで行われる市民の集いには栗林次美市長も日程がつけば参加するという。