大仙市のトップを切って
大曲高校卒業式=324人送り出す(3月1日・水)
弥生3月を迎えた1日、大仙市内4高校のトップを切って県立大曲高校の卒業式が同校体育館で挙行された。学校創立97周年を迎えた同校では普通科6、英語科1、商業科1の合わせて8学級から324人の卒業生が送り出された。
午後1時から始まった卒業式。ワーグナーの「マイスタジンガー」の曲が流れる中、卒業生一堂は担任の教諭の引率を受けて式場入り。在校生、教職員、そして父や母、来賓の手拍子を受けて晴れがましい顔で入場した。
国歌斉唱の後、卒業生の一人ひとりの名が読み上げられると静まり返った体育館に「ハイッ」「ハイッ」と緊張感と喜びに満ちた声が響いた。物部長仁校長は普通科、英語科、商業科の生徒代表に卒業証書を授与した後、「皆さんがこの学舎を出て一歩、外に踏み出した世界は高度情報化、国際化、少子高齢化、経済の変動や環境問題など大きな課題を抱え、時々刻々と変化している。しかし、本校で学んだ健康であること、汗を流して打ち込み働くこと、自らを律し、信念を持って生きること、めぐり会った人を慈しむこと、そして常に学び、智恵を巡らせ、先を見通して進むことを守り、校歌にもある日本の明日を担う人として歩んでほしい」とはなむけの言葉を送った。
続いて同窓会の寺邑能實会長が「これからは自分の力で自分の人生を切り開いて行かなければならない。長い人生を充実させるためには一生懸命、頭を使い、知識を増やし、背筋を伸ばし、目を輝かせ、地元で、秋田で日本で、そして世界で活躍して下さい」と祝辞を述べた。
在校生からの送辞を受けて栗田奏美さんは「この3年間は苦しく、辛いこともあったが光り輝く日々だった。皆さんと共に過ごした日々は私たちに強く正しく豊かに生きる力を与えてくれた。ありがとう」と感謝の言葉で締めくくった。
卒業生の中にはこの3年間、無遅刻、無欠席で頑張った生徒もいた。全国高校総体で晴れがましい成績を残した生徒もいた。国体で頑張った生徒もいた。全国総合文化祭や放送コンクールで母校の名誉を飾った生徒もいた。
卒業生324人(男130人、女194人)のうち、大学や短大、専修学校へと進学する生徒は292人、そして32人は県内外の企業の社員や公務員を目指す。
最後にショパンの「別れの曲」を全生徒がハミングし、ドイツ民謡の「さらば
さらば わが友 しばしの別れぞ」を歌いだすと感極まって目頭を抑える女子生徒もいた。生徒たちは明るい未来を信じて「卒業の歌」を歌い、校歌を歌った。