固定資産税
154事業所に約1300万円少なく課税(5月16日・火)
大仙市は16日、会社や個人が事業を営むために用いている機械や器具、備品などへかける固定資産税(償却資産)の課税に誤りがあったと発表した。償却資産は150万円を超えると課税対象となるが、農家や個人商店、会社など3619事業所から申告のあった9万4887件の課税対象物件のうち、154事業所1万150件に対して1312万500円を少なく課税してしまったもの。栗林次美市長はこの日、記者会見で「地方自治体としてあってはならないことであり、納税者や市民の皆さまの信頼を失う重大事だ。該当する154件の納税者に職員が直接訪問し、事情説明とお詫びを申し上げながら、正しい納税通知書を渡したい」と述べ、市民に謝罪した。
市によると今月8日に固定資産税の納税通知書を発送。その結果、10日に納税者から「固定資産のうち、償却資産が昨年度は課税されていたのに今年度は課税されていないがどういことか」との問い合わせがあり、市で再調査した結果、税額の基本となる課税標準額を計算する際の手順に誤りがあって、間違った税額を通知してしまったという。
償却資産の申告には申告する会社が自ら課税額を計算して申告する電算申告と一品ごとに取得価格、取得年月、耐用年数を明細書に事業主が記入し、市側がそれを基に課税額を計算する一般申告がある。
電算申告は大手リース会社などが多く、同市では434事業所がその電算申告で、課税件数は278件、課税標準額は5億1305万6500円だった。一方の一般申告は3619事業者で、償却資産申告物件数は9万4887件だった。これへの本来の課税額は1億5759万9500円となるのだが、プログラム処理のミスから1億444万7900円とし、1312万500円少なく課税してしまった。
ミスが判明してから税務課で一般申告分の9万4887件分を16日朝までに再調査した結果、154事業主に対して少なく課税していることが分かった。1件当たりにすると約8万5000円平均だが、個々への課税不足は最低200円から200万円を超えるのもあるという。
市は今回のミスを合併前の8市町村が使っていたコンピューターにはメーカーごとに違う5つのシステムがあり、それを1システムに統合する際のプログラム処理にミスがあったのと、算出された課税標準額についてのチェック不足もあったと認める。このため市ではシステム納入業者と意思の疎通を図り、ミスが生じた原因の徹底した究明と市としてのチェック態勢の強化も図りたいとしている。
また課税ミスのあった154の事業者に対しては本庁5班10人、支所4班8人態勢で謝罪と事情説明に訪れ、正しい納税通知書を渡したいとしている。