大仙市内小友、教育委員会で埋葬処理(5月24日・水)
大仙市内小友字館前の山城堰で24日、国の特別天然記念物となっているカモシカの死体が発見され、同市教育委員会で埋葬処理した。同日朝、市環境課に「ブタのようなものが流されてきている」と連絡があり、環境課職員が引き上げたところカモシカだった。
市教育委員会によるとカモシカはオスで、体長約90センチ、角の年輪から5〜6歳のものという。先月には西仙北地域の秋田自動車道で事故に遭ったカモシカの死体が発見され、埋葬されている。
カモシカを県獣指定している富山県のホームページによるとカモシカは1934年にその学術的価値が認められ、当時の「史蹟名勝天然記念物保存法」により天然記念物の指定を受けた。しかし、戦後の社会混乱と良質な肉と皮を目的とした密猟でカモシカは減少。このため密猟の取締りを強化すると同時に1955年には「文化財保護法」による「特別天然記念物」に昇格指定された。
これによってカモシカは保護されたが、一部の県では増え過ぎて農地が荒らされるなど食害問題にもなっている。県内でも秋田市の中心市街地で見つかるなど度々、話題になることも。市教育委員会によると昨年も内小友公民館近くでカモシカの死体が発見され、埋葬処分されている。
市教育委員会では発見された状態と処分までを写真に記録し、県を通じて文化庁に滅失届をしたいとしている。