都道府県対抗なぎなた大会

大仙市大曲体育館

全国から集まった選手、熱戦を展開(5月27日・土)

  来年9月の秋田わか杉国体なぎなた競技に向けてのリハーサル大会となる「第47回都道府県対抗なぎなた大会」が27日、大仙市大曲体育館を会場に開幕した。大会には北海道から沖縄県まで全国44都道府県(3県欠場)から選手250人、役員約130人が参加。

  「彩りあふれる大仙市へようこそ」の歓迎の言葉で開会式は午前9時から始まった。大曲高校吹奏楽部の演奏する「五月の風」に乗って昨年の優勝チーム・兵庫県を先頭に北海道、青森県、岩手県、宮城県と選手団は胸を張って堂々の行進。正面片隅で国体のマスコットである「スギッチ」の着ぐるみが手を振って迎えると緊張した選手団の顔も一瞬、緩みニコッと笑顔。行進の最後は秋田県チームだった。

  大会開始宣言、そして国歌と大会歌「若い力」を斉唱し、兵庫県から優勝杯が返還されると全日本なぎなた連盟の橋本久美子会長が「都道府県なぎなた大会が、ここ大仙市で開催されることはまことに喜ばしく、感激にたえない。日本の伝統武道として受け継がれてきたなぎなたは今、世界の志を同じくする人たちの間に広められつつある。この大会に参加された選手の皆さま、郷土の誇りを胸に力一杯競技を展開して下さい」と激励。

  続いて大会名誉会長の栗林次美市長が「大仙市民を代表して心から歓迎する。郷土の代表として輝かしい栄光を目指し、鍛えられた技と力を十分に発揮し、素晴らしい戦いを展開してもらいたい。そして大仙の豊かな自然と人情に触れ、思い出多い大会にしてもらいたい」と歓迎した。

  正面ステージには秋田県なぎなた連盟会長の御法川信英代議士、久米正雄助役、地元選出の県議や大仙市議団、そして全国なぎなた連盟の役員ら約100人が並んだ。

  盛岡市指定無形文化財となっている無辺流薙刀術の17代師範・川邉絢子氏と同流棒術宗家16代師範・井上十三夫氏による「公開演武」の後、午前10時から競技が開始された。最初の競技は「演技」で体育館には12メートル四方のコート2面が設けられた。演技は防具を付けないで薙刀を手にし、その戦いの姿勢や態度、発声、呼吸と気持ちが調和しているか、気迫に満ちた技を見せるかで勝敗が決まる。長さ210センチから225センチの薙刀を手にした選手達は「エイッ、ヤーッ」と気合を掛け、勝負に臨んでいた。期待された秋田県チームは1回戦で愛知県と対戦、4対1で勝ち、2回戦では北海道を5:0で破ったが、3回戦で熊本県に1:4で負け、ベスト16にとどまった。

  午後からは防具を付けての試合で、選手達は審判の「始め!」の掛け声と同時に薙刀を手に激しく前に飛び出し、すねや小手、面や胴などを狙って打突、迫力満点の勝負を展開している。
 
防具を付けての試合は迫力一杯。
競技の合間にはスポーツ店などを覗いて買い物。

 一方、体育館前の広場には交流テントも設けられ、競技を終えた選手達はお土産店などに入って、スギッチが描かれたTシャツや手ぬぐいなど思い出の品を買い求めていた。福岡県の選手は「ナマハゲはどこで見られるの?」と男鹿のナマハゲを「見たかった。秋田に行ったらナマハゲに触って帰りたかった」と残念そうな顔をした。また富山県と鳥取県の選手は「キリタンポを食べたかったナ。でもこれって冬のものなんですってね」と秋田の食べ物を挙げ、「代わりに夕べはイブリガッコを食べた。美味しかった」と笑顔。さらに鳥取県の選手は「ホテルの対応も親切だったし、秋田の人って優しいから気持ちいい」と印象を語った。

  試合競技は明日午前9時から3回戦に入り、正午前には準決勝、決勝戦、3位決定戦が行われる。そして正午から剣道練士となぎなた師範の異種試合が行われ、閉会式となる。