バナナやクリ、ナスを鑑賞炭に

部屋のインテリ、いやし効果

美郷町六郷の平成興産が商品化(5月31日・水)
 
 部屋のインテリにもなる鑑賞炭。   鑑賞炭を発案した二垣さん。

  美郷町六郷で「平成興産」という会社を経営している二垣義和さん(49)はバナナやクリ、ナスなど果物や野菜を「鑑賞炭」として商品化、部屋のインテリや消臭、除湿、それに心をリラックスさせる効果があるとして話題になっている。昨年春から同町内の観光施設「湧太郎」や会社内に設けた炭工房「バンブー」で販売しているが、最近では大仙市大曲日の出町の喫茶店「グリーンロッジ」や花火通り商店街にある「花火庵」にも展示している。

  二垣さんの本業は型枠工事。仕事の合間の休憩時間にストーブの上にバナナを置いて焼いたのを食べているうち、「炭は昔から消臭効果や除湿効果があるとして重宝がられている。バナナををそのままの形で炭にしたら面白いじゃないか」と思いついた。

  4年前から工夫を重ね、もみ殻とオガクズを混ぜて、その中でいぶしてみたら縮小はするが、原型のままで炭化した。それ以来、バナナだけでなく、ナスやレンコン、ブロッコリー、トウモロコシ、クリ、ミニカボチャなど様々な果物や野菜を試し、完成したのをかごに入れて会社に飾っていた。

  それを見た取引先の銀行の支店長が「店に飾りたい」と持っていき、さらに「商品化したらどうか」と勧められた。そして昨年春から「湧太郎」に置いてもらって販売。炭はマイナスイオンも発し、部屋に飾っておくだけで心がいやされるとして次第に口コミで広がって、20代から70代の女性を中心に買い求めるようになった。

  そして昨年12月には文化庁に「知的所有権(著作権)」として「鑑賞炭」を登録。消臭や除湿ではこれまで備長炭(びんちょうたん)や竹炭が主流だったが、二垣さんは「バナナやナス、トウモロコシがそのままの形で炭となるから、お客さんは形が面白いと喜んでくれる」と話す。最近では松ぽっくりも商品化した。それらをフジやヤナギ、竹などを素材にしたデザインかごに入れ、3〜4点セットで1700円で販売している。問い合わせは平成興産(0187・84・3064)へ。