6つの学校が統合
08年4月開校目指して安全祈願祭(11月1日・水)
| 安全祈願祭の後、鍬入れする栗林市長。 | 協和小学校の完成予想図。 |
大仙市協和地域の6つの小学校が統合し、新しく「協和小学校」として08年4月にスタートする新校舎建設工事の安全祈願祭が1日、協和境字岸館地内の現地で行われた。統合するのは荒川(06年4月現在の児童数131人)、稲沢(同20人)、峰吉川(同51人)、船岡(同89人)、淀川(同49人)、小種(同24人)の6校。
安全祈願祭には栗林次美市長、橋本五郎議長ら市議、それに6小学校の校長やPTA会長、教育委員会職員、工事関係者ら約100人が出席し、神事で工事の安全を祈願、栗林市長が力強く鍬入れをした。
建設地は荒川小学校の敷地内。統合校舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積約4596平方メートルの大きさ。隣接して建てる体育館は鉄筋コンクリート造り一部鉄骨平屋建てで、延べ床面積は約1330平方メートル。建物は外断熱を採用し、省エネ型で低ランニングコストの設計となった。
建物部分は高吉・荒屋鋪・佐賢特定建設共同企業体が請け負い、電気設備、機械設備を含めた総事業費は約13億9400万円。08年1月31日の完成を目指す。
6つの小学校が統合する「協和小学校」の構想は、旧協和町時代の1999年以前からあった。6つの小学校のうち稲沢、峰吉川、淀川、小種の4小学校で複式学級が誕生、当時の町教育委員会では「学校教育は、集団活動を通してこそ効果が発揮されるが、少子化で学校の小規模化が進むと集団教育の良さが生かされない」と危惧、議会からも「小学校の統廃合は勇断をもって検討してもらいたい」などの声が挙がった。しかし、2000年と01年のアンケート調査の結果では、統合反対が多数を占めていた。
だが、将来の協和を担う子どもたちが、お互い切磋琢磨して学力向上させるには適正な学校規模を目指すべきだとの気運も次第に盛り上がり、03年には「協和町の小学校統合を考える会」が発足、話し合いの結果、複式学級を解消した適切な児童数、学力向上を目指すには1校統合が望ましい、既存校舎の有効利用を図るなどを確認のうえ、04年には「協和町統合小学校促進協議会」が設立された。そして「みんなで、新しい学校をつくろう」と言ったムードの中で統合に向けた基本計画が策定され、合併した大仙市にその計画が引き継がれた。
栗林市長は式典後、「荒川小学校の現在地に建てるだけに児童・生徒の安全にはくれぐれも配慮して工事を進めてもらいたい」と要望していた。
現在、6小学校合わせた児童数は364人。しかし、少子化は進む一方で、大仙市教育委員会の推計では4年後の2010年には335人となり、その2年後にはさらに266人へと減少する。
児童の通学は原則として路線バスを利用し、一部地域は市のワゴン車で送迎する。廃校となる6校の利用については現在、市教育委員会で検討中だ。