地震、火災に備えて

大仙市役所で防災訓練

指揮した消防署、危機感を持ってと注意(11月2日・木)

  大仙市役所で2日朝、災害時における迅速な通報伝達や避難誘導、初期消火を職員に身につけてもらいたいと「防災訓練」があった。去る10月3日未明には八峰町峰浜庁舎が全焼するという火災もあっただけに、今回は夜間警備員2人も参加し、消火栓を使っての放水訓練も行われたた。しかし、一連の訓練を見守っていた大曲消防署からは「庁舎からの避難時に来庁者にも声をかけて避難誘導する職員の姿は見られなかった。それに地震で避難するのだから、上から何かが落ちてくるかもしれない。それなのに上を注意して見上げる姿も見られなかった。いざと言う時、市民から頼りにされるのは消防だけでなく市の職員だ。もっと危機管理意識を持ってもらいたい」など厳しい評価が下された。

  訓練は午前8時40分、秋田県沖を震源とする地震が発生し、大曲地域では震度5弱の揺れを記録、同42分には互助会館2階の食堂から出火したとの想定で行われた。

  非常ベルが鳴り、非常放送で地震があったことが知らされ、職員は机の下に退避し、来庁者には職員の指示に従うようにと放送が流れた。そして食堂厨房からの出火の知らせがあり、職員及び来庁者に避難するよう再び非常放送が流れた。

  避難誘導班長と誘導員はヘルメットを着用し、誘導旗を手に避難場所とされた武道館前へと向かった。参加者は食堂の従業員も含め約300人。避難が終わると班長から自衛消防隊長に「全員が無事避難した」との報告があり、庁舎検索班からは「庁舎内を検索したが、逃げ遅れはありません」の報告、そして消火班からも食堂の火災は消火器と消火栓で消火させたとの報告が自衛消防隊長から大曲消防署指揮隊長及び市長へと報告された。

  最後に夜間警備員2人が体育館内に備えられている消火栓のバルブを操作し、ホースの延長や実際の放水も実施し、初期消火技術の習得に努めた。

  こうした訓練を見守っていた大曲消防署からの評価が「災害時は自分の身を守ると同時に来庁者の安全にも配慮することが大事。もっと危機管理意識を持ってもらいたい」だった。