山並み、真っ白に(11月15日・水)
冷え込みが一段と厳しくなった15日朝、奥羽山脈は雪を迎え、山並み一帯が真っ白に染まった。標高1059メートルの真昼岳を中心に山は銀色に輝き、すっかり冬景色となった。
昨冬は大雪だった。11月17日には雪が山から里へと下り、平野部に初雪が降った。前年よりも1カ月も早い雪だった。
作家・司馬遼太郎が「雪が来る」と書き出し、「北国は、損だ」と雪のため、一文の得にもならない作業に費やす雪国のハンディを訴えたのは幕末を舞台にした越後の侍・河井継之助を主人公にした「峠」だった。
山が真っ白になった15日朝、今年も雪を迎える季節になったのを実感した。今年はどんな冬になるのか。せめて、雪景色を楽しめる程度で修まってくれればと思うのが、雪国の人たちの切実な願いかもしれない。