応募額は2.8倍に
応募者571件、抽選で当選者を選出(11月28日・火)
| 夢未来債の抽選を行う栗林市長ら。 | 愛称命名者として表彰を受ける佐藤さん。 |
大仙市が仮称「大曲南外学校給食センター」建設費の一部に充てるため発行する住民参加型の公募債「だいせん夢未来債」の抽選会が28日午後2時から、市役所大会議室で行われた。夢未来債は発行額3億円に対し、今月13日で申込みを締め切った結果、応募総数は571件(うち法人6件)、応募額は2.8倍の8億5670万円に達したため、抽選となった。
抽選は公募債取り扱い金融機関の秋田銀行、北都銀行、秋田ふれあい信用金庫の行員6人を立会人に、栗林次美市長、橋本五郎議長、佐藤孝次副議長、久米正雄助役、三浦憲一教育長、給食センター利用者代表として中村和樹大曲小学校長、そして保護者代表として佐々木清哉南外中PTA会長の7人が抽選人となって行われた。
夢未来債は10万円から最高300万円までの7種類で公募。その結果、10万円には30件(5.2%)、20万円・32件(5.6%)、30万円・36件(6.3%)、50万円・65件(11.4%)、100万円・182件(31.9%)、200万円・56件(9.8%)、300万円・170件(29.8%)の応募があった。
年齢別では50歳から59歳が28%を占め、60歳から69歳が27.1%で、この両者で過半数を超えた。男女別ではほぼ半々だった。応募者の地域別を見ると大曲地域が367人で、5億7220万円の応募額となり、65%を占めた。
市では抽選の公平さを維持するため、募集金額の3億円を応募額で割って、当選率を35%とし、応募のあった各金額にその当選率を掛けて当選数を決めた。その結果、10万円は10人、20万円、30万円は12人、50万円22人、100万円65人、200万円20人、300万円59人の計200人を選び出すことになった。
抽選に先だって給食センターの愛称である「スマイルランチ」を命名した花館小6年の佐藤芽依さんへの表彰式も行われ、栗林市長が「新センターにふさわしい名前をつけていただきありがとう」と表彰状を手渡した。愛称募集には小学生213通、中学生から68通の計281通が集まった。同センターでは「笑顔で作り、笑顔で食べるおいしい給食がイメージできる」と選定理由を述べる。
また、抽選会で市長は「今回のだいせん夢未来債は、市民と行政が協力した新しい形、市民協働を形にした初めての試みであり、市民挙げてまちづくりを進めるために発行するものだ」と協力を求めた。
抽選台のテーブルにはそれぞれの金額の抽選箱7個が用意され、申し込み者の名前や住所などが記入された申込書が入れられた。そしてかき混ぜた申込書の中から7人の抽選人が一枚、一枚、手探りで抜いて200人の当選者を選んだ。最後にキャンセルが生じた場合に備え、残った371枚の申込書の中から発行金額の10%に当たる3000万円分の補欠当選者の抽選も行った。
会場には一般市民4人の見学もあった。その一人の60代の男性は「妻が申し込んだので、頼まれて見学に来た。大仙市が発行する公募債だから安心感もあり、利率も高いし、市にも協力できる喜びもある。当選するかどうかは運に任せます」と話していた。
この日の抽選結果は、今月30日に郵送で知らされる。そして当選者は12月13日から18日までに取り扱い金融機関で、当選者本人が購入手続きをしなければならない。
学校給食センターは同市内小友の工場団地内に建設中で、先月30日には定礎式が行われ、12月中には完成する。建物は鉄骨構造2階建て、延べ床面積2171平方メートルの大きさ。食中毒の元となる細菌の発生を抑える最新式のドライ方式を取り入れた上、調理作業を見渡せる見学廊下、さらに隣接して展示スペースや調理実習室も設け、研修や講演会にも利用できる地域の食文化・食教育の場にしたいとしている。
完成後は調理の実習や準備を重ね、4月から大曲・南外両地域の小・中学校14校に1日約4000食を供給する。新施設の正式な名称は、同センター設置条例を提案する07年3月定例議会に上程する予定。