大仙市大曲図書館
鎌田さん夫妻、それぞれの趣味を描いて出品(10月4日・水)
大仙市立大曲図書館の市民サロン・展示室で同市藤木字上野中の鎌田重光さん、恭子さん夫妻の「水墨と油彩のふたり絵展」が開かれている。鎌田さん夫妻は共に元教師。夫の鎌田さんは高校長を定年退職後、旧大曲市教育長に就任し、2000年3月に退任した。その鎌田さんは老後の楽しみを絵に求め、俳画を描けたらと秋田市の墨絵作家・白沢恵舟さんに師事した。一方の恭子さんは中学校で美術の教師を勤めた。
鎌田さんは半切の「深山金風」やF15号の「寂光」、F10号の「西山の春」など10点の水墨画と「滴れる山また山の太平湖」、「山守の眼をかいくぐり岩魚釣」と俳句を添えた色紙7点を出品している。
老後の手習いとは言うが、味わい深い作風で深山幽谷の風を感じさせる。「幼いころ、厳しく父に叱られたから今がある」と父の思い出を「天上の一喝菖蒲の日」と添えて鍾馗さまを描いた絵や「秋」という文字を隠し文字とした「秋色万朶」など遊び心も添えながら、墨絵ならではの渋さが楽しめる。
一方の恭子さんは地元、角間川町にある「浜倉」や赤ちゃんを抱いた「母と子」のF6号の作品、F10号の「花と人形」、F3号の「アイリス」など女性ならではの視点で花や人形、風景を見据え、絵を描いた。「このごろ楽しみながら絵を描けるようになった」と恭子さん。ふたり絵展は30日まで。