子どもの安全を

大仙市で青色回転灯を導入

大仙警察署で防犯パトロール車合同の出発式(10月11日・水)
 
 防犯パトロールに向けての合同の出発式   市の防犯パトロール車に青色回転灯を装着する市長

  子どもの安全を守ろうと公用車での「子ども安全パトロール」に力を入れている大仙市では、防犯パトロール車への「青色回転灯」を導入、11日午前8時半から大仙警察署前で同署のパトロールカーと合同の出発式を行った。この日から全国地域安全運動が始まったのに合わせ、犯罪の未然防止のため市と警察が相互協力を図ろうと実施した。

  同市では昨年末、広島市と栃木県今市市で小学1年の女児が犯罪に巻き込まれ、殺害されるという悲惨な事故が相次いだため、今年1月31日から公用車100台に「子ども安全パトロール実施中」のステッカーを貼って子どもの見守り活動を始めている。さらに藤里町で幼児2人が殺害されると言う事件が発生したことを受けて、5月29日からはその見回りも強化するなど防犯に力を入れている。

  青色回転灯パトロール車は、地域の犯罪は地域で守りたいとの要望を受け、政府犯罪対策閣僚会議と警察庁で検討を重ね、04年12月にその導入を決め、各警察署を通じて県警本部に申請し、「自主防犯パトロール活動用」として取り付けられるようになった。大仙署管内では美郷町が8月から4台の公用車に装着している。

  大仙市では大曲地域のパトロール車2台と各総合支所1台の計9台に回転灯を装着し、パトロールすることにした。この日の出発式には大仙署のパトカー3台と市のパトロール車9台、それに栗林次美市長、佐藤憬大仙警察署長、市職員、警察官、防犯指導隊員ら約30人が出席した。

  栗林市長は「世界一治安の良い国と言われたが、最近は凶悪犯罪が多発し、子どもたちやお年寄りがその犯罪に巻き込まれるようになった。秋田県でも大変な事件が起きた。私どもは警察と協力しながら子どもとお年寄りを守る活動をしてきたが、それをさらに強化するため公用車9台に青色回転灯を装着し、警察の皆さんと一緒になって地域をパトロールすることになった。子どもたち、お年寄りの安全・安心を守るための運動をこれからも継続したい」と協力を求めた。

  佐藤署長も「みんなで守ろう安心のまちをテーマに全国地域安全運動が始まった。刑法犯の認知件数は全国的にも減少傾向にあるが、治安が良かったと言われる昭和期に比べると2倍と厳しい状況だ。子どもが犯罪に巻き込まれ、金融機関やコンビニを対象とした強盗事件も続発している。今日から大仙市でも青色回転灯を装着したパトロール車が導入された。大仙警察署としても皆さんと連携を深め、地域の安全・安心活動に力を入れたい」と激励した。

  そして栗林市長が市のパトロール車に青色回転灯を装着。パトロール車は警察のパトカーと共に市内全域のパトロールに向けて出発した。全国地域安全運動はこの日から20日まで展開される。大仙署ではこの期間中、街頭でのパトロール活動や金融機関での強盗対策訓練などを実施し、防犯に力を入れたいとしている。