大仙市ボランティアまつり

ふれあいの郷「まつくら」で開催

ボランティアグループが集い活動発表(10月13日・金)

  世界にひとつだけの花の歌に合わせ踊るまつくらの利用者第1回大仙市ボランティアまつりinまつくらが12日午後1時から、同市四ツ屋の知的障害者通所更生施設ふれあいの郷「まつくら」で開かれた。同市ボランティア連絡協議会が「安心のまち、温もりのあるまち、協働のまちづくりに向かってボランティアの輪を広げよう」と企画、その最初の会場を「まつくら」に選んでの開催だった。

  ボランティア連絡協議会は、大仙市誕生前までに旧8市町村にあった様々なボランティア団体や個人が一つになって、お互い力を合わせられるグループにしたいと昨年10月に結成した。団体は大曲介護ボランティアグループあすなろ、大曲婦人会、刈和野婦人会、中仙建設技能組合、柵の案内人「ほたるの会」、マックスバリュ東北など58団体1417人の会員からなっている。また、個人では除雪や雪かき、軽スポーツ指導などに協力している26人が加入している。

  まつくらには知的障害者44人がバスの送迎を受けながら通って、新聞紙を貼り合わせた花火の玉作りや道の駅で販売する「かご」、メロンを包むポリパック作りなど自立のための作業訓練を受けている。今回はその施設利用者との交流を深め、自立に向けた支援になればと会場に選んだ。

  「広げようボランティアの輪」をテーマに開いたまつりには、施設の利用者とボランティアグループ、それに地域の人たち約200人が詰めかけた。オープニングでは施設利用者全員が「世界にひとつだけの花」の歌に合わせてダンスショーを演じて歓迎。そして同協議会の佐藤多喜子会長(声のサークル蓄音館代表)が「まつくらを会場にボランティアまつりを開催する運びとなった。利用者との交流を深めながら、有意義な1日となるよう活動したい」と訴えた。

  続いて高井慶蔵施設長が「ここでは19歳から50歳までの利用者が、施設内での作業の他、地域の理解を得て農家の手伝いをさせてもらったり、食堂で皿洗いをしている。可能な限り多くの人とふれ合い、自立に向けて真剣になって頑張っている」と活動を紹介していた。

  そして「気がつけばボランティア〜始まりはこの出会い、この思いから」と題して大曲のびのびらんどの伊藤八重子さん、神岡みどりの会の工藤正悦さん、西仙北手話サークル「さわやか」の武藤ユミ子さん、中仙建設技能組合の佐々木正吾さん、協和ボランティア学級の五十嵐誠子さん、仙北柵の案内人「ほたるの会」の池田佐喜男さん、太田いきいき歌声ボランティアの小田野幸子さんの7人がマックスバリュ東北環境貢献部長の山本まゆみさんの司会でミニトークをした。

  7人はそれぞれのボランティア活動に入る切っ掛けや苦労、楽しかったこと、やりがいやこれからの希望などを与えられた5分間の時間を利用して報告。伊藤さんは「老人クラブの研修会で湯沢に行ったら、駅前の空き店舗を利用した『休んでたんせ』という施設のビデオを見て、何とか大曲でもやってみたいと思った」とのびのびらんど開設の経緯を語りながら、「一人でも二人でも私たちが運営している施設に入ってもらい、ああ良かったなと思ってもらえるよう頑張っている」と話した。

  手話サークルの武藤さんは公民館の講座として始まったのを切っ掛けに手話を学んだと報告。そして「手話は聴覚障害者にとって大切なコミュニケーションであり、自分の思いを伝える大切な言葉」と訴えながら、聴覚障害者との交流活動を広げるため一人でも多くの仲間をつくりたいと強調していた。

  トークの後、大曲婦人会は「麦畑」の歌に合わせての踊り、西仙北地域の強首趣味研修会は「好きになった人」の踊り、太田地域のいきいき歌声ボランティアは「赤とんぼ、みかんの花咲く丘、青い山脈メドレー」を歌うなどボランティアグループが交互にステージに出演し、会場を沸かせた。施設利用者も多くの人たちが集い、ステージでの熱演に大喜びだった。