簡易水道事業完成、竣工式
安全で安心して飲める水の供給へ(10月16日・月)
| 竣工式であいさつする栗林市長。 | 完成した浄水場。 |
大仙市南外地域簡易水道事業が完成し14日、南外コミュニティセンターで竣工式が行われた。式典には地元選出県議、それに橋本五郎同市議会議長をはじめ、市議会建設水道常任委員、田口宏暢元南外村長、伊藤辰郎南外地域協議会長、元南外村議、南外地域行政協力員、工事関係者ら約110人が出席。栗林次美市長は「この事業は旧南外村が全域を給水区域とするため、平成13年度から5年間の継続事業として手がけたものを合併を機に大仙市が引き継ぎ、実施してきたものであり、完成によって南外地域の水の心配が取り除かれ、安全安心な生活基盤が整備された」と式辞を述べた。
旧南外村では、一部に公営の簡易水道が敷設されていたが、水道普及率は18.3%と低く、敷設地区以外はほとんどが生活用水を地下水や沢水などに求めていた。このため夏場の渇水期には水源が枯渇し、給水車で供給を受けたほか、水質も病原菌や化学物質による汚染が懸念され、安心して使用できる安全な水道水の供給が早くから望まれていた。
解決するには国が東成瀬村に建設を計画している「成瀬ダム」から水利権を取得し、雄物川の表流水を水源にするしかないと01年(平成13年)1月に暫定水利権を取得。西野地内に取水口を設け、同地に建設した浄水場で浄水した水をポンプで圧送し、給水する工事を進めてきた。ダムの完成は2017年(平成29年)の予定だが、旧南外村では水不足の早期解消と事業の早期実現のため、ダム完成前に給水できるように暫定水利権を取得した。そして04年度から一部完成を待って給水を開始してきた。
簡易水道の計画給水人口は4080人で、一日の最大給水量は1809立方メートル。取水口、取水ポンプ、導水管、浄水場管理棟の建設や機械設備、送水ポンプ、配水管の敷設などの総事業費は47億5570万円だった。施設は故障や断水などに対応するため、総合支所の執務室で集中監視できるシステムとし、停電の際にも自家発電で対応するなど最新の施設となっている。