来年夏の参院選

共産党・鈴木氏を擁立

働く貧困層の解消など公約に出馬へ(10月20日・金)

  来年7月の参院選秋田県選挙区に向けて、共産党県委員会青年学生部長の鈴木知(さとし)氏(29)=秋田市保戸野桜町=が、同党公認で立候補することになった。党県委員会から本紙に鈴木氏の立候補にあたっての決意などが寄せられた。

  鈴木氏は立候補にあたって、「働く青年の5人に1人が年収150万円以下。まじめに働いても生活が成り立たない。また、多くの青年が非正規の不安定雇用の下に置かれ、働く現場ではサービス残業、有給休暇が取れない、社会保険に加入できないなど、法律を無視した働かせ方が横行している」とし、その原因は「経費削減のため非正規化を進めてきた大企業と構造改革の名の下に規制緩和でそれを応援してきた政治にある」と自民党政治を批判。そして「真っ先に取り組みたいのはワーキング・プア(働く貧困層)の問題だ」とし「人間らしく働き、将来へ希望の持てる社会をつくるため雇用対策に力を入れたい」と訴える。

  さらに公約として▽サービス残業、過密労働をなくし、青年の雇用を増やすため規制緩和を廃止▽大学の学費値上げを止めさせ、大学予算の増額▽消費税増税に反対▽憲法改正や教育基本法改正を止めさせる▽子育ての条件改善への取り組みなどを挙げた。

  鈴木氏は旧河辺町(現秋田市)出身。1995年3月、大曲工業高校電気科卒。ネグロス電工秋田研究所に勤務後、99年1月から日本民主青年同盟秋田県委員長に就任。02年からは同党県委員。

  参院選秋田選挙区に向けては自民党の現職・金田勝年氏(57)の出馬は決まっているほか、民主党と社民党が統一候補の擁立を目指して候補者を模索している。鈴木氏は今年12月の誕生日に参院選の被選挙権を得る。既に活動を開始し、11月11日には大仙市入りし、遊説や座談会を開始する予定だ。