石塚市議も出馬表明
雇用の場の確保が政治の原点と強調(10月27日・金)
大仙市の石塚柏市議(59)=泉町=は27日、市役所で記者会見し、来春の県議選大仙市・仙北郡選挙区(定数5)に向けて出馬することになったと表明した。会見には自民党大曲支部長の辻久男県議も同席し、「24日夜の支部役員会で全会一致で石塚氏の擁立が決まった」と述べた。石塚市議は同支部からの推薦を受けて自民党公認を目指す。
会見した石塚市議は「7年前の市長選に出馬して以来、2度にわたって旧大曲市内1万3000世帯を隈なく回った。その時に肌で感じたのは雇用力の低迷で、それが若者や一家の柱である中高年労働者に暗い影を投げかけていた。その時以来、何としても働く場所を増やさなければならないという思いが、私の政治の原点となった」と語った。
そして「市議会議員に当選し、初回の一般質問でも雇用の問題を取り上げたが、市の取り組みだけでは限界がある。一方の県には〃あきたこまち〃を開発した農業試験場や総合食品研究所、産業技術総合研究所など農業興し、産業興しの研究機関がある。また、農業基盤整備、高速交通体型などインフラ整備は進んだが、地域を豊かにし、農・産業を支援し、振興させるソフトの面では弱い。そうした面を民間で培った経験を生かし、予算や制度に反映させ、雇用の場へとつなげたい」とも述べ、雇用の機会を増やすことが、安全・安心で3世代が暮らせるまちづくりになるとした。さらに教育の面でも安全の確保が必要であり、歴史教育を試験のために飛ばしてはならないとも強調した。また、県のバックアップで、仙北組合総合病院の早期移転改築にも力を入れたいと公約に掲げた。病院の移転については、「現在地での改築は残念だが、物理的にも無理だ」と述べた。
市議から県議への転出の理由については、「辻県議の引退表明後、誰が立候補するか心配していた。今、大曲から誰かが立たないと4年後にはもっと大曲地区からの出馬は困難になる。旧大曲市選挙区を空白にしておくわけにはいかなかった」と話した。
石塚市議は横手高校卒、獨協大学中退。社団法人大曲青年会議所理事長などを経て、1999年9月の当時の大曲市長選に出馬、現職市長と一騎討ちの末、1万3281票対1万279票で敗れた。さらに03年の市長選にも出馬、三つどもえの戦いで最下位となったものの6160票を獲得。そして昨年9月の大仙市初の市議選では知名度を生かして2004票で、2位当選を飾った。
県議選大仙市・仙北郡選挙区には昨年9月、すい臓がんに倒れ、任期途中の58歳で亡くなった旧仙北郡選挙区選出の自民党・原盛一県議の長女である後藤幸子氏(36)が16日に出馬表明している。後藤氏も自民党へ公認申請中。一方、現職では自民党の大野忠右エ門氏(68)=長野=、社民党の佐々木長秀氏(58)=木原田=、渡部英治氏(57)=大曲田町=の3人の立候補は確実。それに元職の樽川隆氏(65)=美郷町土崎=が復帰を目指して8月に出馬表明している。
新人では元太田町長の高貝久遠氏(59)=と元西仙北町長の小松隆明氏(59)が、自民党本部の最終的な公認決定を待って、出馬表明する予定。今回の石塚氏の出馬表明で新人は4人となり、定数5議席を巡って現職3人と元職1人、新人4人の計8人が争う激戦区となった。