大曲地区を皮切りに始まる
「健康が一番の幸せ」と参加者(9月1日・金)
大仙市大曲地区の敬老会が1日午前11時から、大曲エンパイヤホテルで開かれた。同市ではこの大曲地区を皮切りに18日まで、市内各地域ごとに「敬老会」を開催、75歳以上のお年寄りを招いて長寿を祝う。市によると敬老会への招待対象者となる75歳以上の高齢者は1万4753人で、100歳以上は30人、最高齢者は104歳で女性2人という。
大曲地区の敬老会は大曲地区社会福祉協議会の主催で開かれ、招待の対象者2189人のうち、750人がそれぞれの家族の車やタクシーで会場に駆けつけた。人数が多いだけに市職員や社会協議会職員だけでなく老人クラブや婦人会、民生児童委員、行政協力員ら45人がボランティアで世話役を買って出て、出迎えや席への案内、そして折り詰め料理やビールなど飲み物を運んだ。
参加者の多くが「楽しみにしてました」と笑顔。会場いっぱいに並べられた長テーブルにそれぞれ同じ町内会や同級生など、気心の知れた人たちが向かい合いに座って、「健康でこういう場に来れたのが一番の幸せ」と喜び合った。
川原清協議会長は「今日は愉快に敬老会を楽しみ、明日への活力にしてほしい」と開会を告げた。そして栗林次美市長が77歳の最上谷武さん(大曲金谷町)、80歳の三浦喜一郎さん(中飯田)、88歳の竹内初代さん(大曲田町)に、それぞれの年代の代表として「長寿祝金」を贈った。同市では77歳と80歳、88歳、99歳、それに101歳以上の高齢者に長寿祝金を贈呈する。
栗林市長は「今年も皆さんと再会できて本当に良かった。大仙市もようやく1年半が経過した。あの大戦を経験し、日本がこのように復興を遂げたのは皆さんのご苦労のおかげだ。そして今では世界に類のない長寿国となった。しかし、少子化や介護問題など解決していかなければならない問題も生じている。そうした課題を何とか解決していくのが我々現役世代に課せられた大きな仕事だ」と福祉のまちづくりへの決意を述べながら、「健康づくり、仲間づくり、生きがいづくりに頑張って」と励ましていた。
来賓として出席した御法川信英代議士や辻久男、渡部英治両県議、それに大曲地区在住の市議が紹介され、辻県議の音頭で乾杯となった。おいしそうにビールや酒を飲む人。ジュースを手に向かいに座った人と昔の思い出話に花を咲かせるグループ。現役時代は教師だった人も、サラリーマンとしてビジネスに汗を流した人も、警察官として正義感を燃やした人も、タクシードライバーとして多くの人を運んだ人も、今はユッタリとした老後を迎え、敬老会という場での時間と出会いを楽しんでいた。
そうしたお年寄りにさらに喜びをプレゼントしたのが秋田修英高校の福祉活動部の生徒たち。顧問の加藤勇孝先生と共に11人の部員が顔を見せ、楽器演奏や民謡を披露、最後には得意のマジックで笑いを誘い、会場を和ませた。