人を襲ったクマを射殺

大仙市中仙地域

女性2人が噛まれてケガ(9月1日・金)

  大仙市中仙地域で1日朝、住民2人がクマに襲われケガをするという事故があった。クマは地元猟友会員によって射殺された。

  同日午前5時40分ごろ、清水字上黒土の田口幸子さん(76)が、自宅近くの畑で農作業中、クマに左半身を噛まれたと広域消防本部に救急車の出動要請があった。田口さんは仙北市の角館病院に運ばれたが、秋田大学付属病院に転送された。

  現場は清水小学校の近く。消防署からの通報を受けた大仙市では午前6時過ぎから広報車を出して住民に警戒するよう呼びかけると同時に県から有害鳥獣駆除の許可を得て中仙地方猟友会員に出動を要請。猟友会員らとクマを探していたところ、午前7時40分ごろ再び清水地区に現れ、清水字乙泉の草なぎ久子さん(59)が自宅作業所の前でクマに尻を噛まれたと救急車の出動要請があった。草なぎさんは大仙市大曲の仙北組合総合病院で手当を受けている。

  大仙市では中仙総合支所から職員12人が出たほか、仙北総合支所と本庁の消防安全課職員、それに消防署員や大仙警察署員らも出動して清水地区を警戒、午前9時過ぎに田んぼに隠れているのを発見した。そしてパトカーや広報車で田んぼを囲み、さらに猟友会員8人が追い詰めて午前9時20分、クマを射殺した。クマは体重120キロのオスで、推定年齢は8歳。身長は162センチもあった。

  大仙市では今後もクマが出没する恐れもあるとして警戒するよう呼びかけている。(本紙から=草なぎさんの「なぎ」の字は弓偏に「剪」と書いたものです。また、写真は大仙市提供です)