カヌーに乗ってスイスイ

故郷の川の再発見を

県が身近な河川にふれ合おうと企画(9月2日・土)
 
 秋田パドラーズの人たちからカヌー操作の講習を受けた。   実際にカヌーに乗って練習し、神宮寺へと向かった。

  カヌーに乗って丸子川・雄物川の再発見を─。2日朝、県仙北地域振興局の主催でカヌーで大仙市大曲を流れる丸子川から雄物川を下る「身近な河川の今を見てみよう」という催し物があった。振興局からの呼びかけに小学生から大人まで40人が参加。ほとんどが初心者だったが、国際カヌークルージング場として認定されている神宮寺地区までの約4.7キロの川下りに「楽しかった」と良い思い出を残した。

  県では「水と緑の条例」を制定し、わき水や水辺、里山の保全と活用を図りながら、優れた自然環境を次世代へと残そうとしているが、カヌーでの川下りもその一環として企画した。募集人員は30人までだったが、「ぜひ、体験してみたい」と定員をオーバーするほどの人気となった。

  一行は午前9時半まで姫神橋下の丸子川船着き場に集合。開会式で同振興局の千葉儀直総務企画部長は「今日はカヌー日和とも言えるいい天気。今回はカヌーを通じて貴重な観光資源である雄物川を再発見しようと企画した。これからも内容を深めて持続したいが、安全にはくれぐれも留意してタップリ楽しんでほしい」と呼びかけた。

  そしてカヌーに乗る前に周辺のゴミを拾い集めるクリーンアップも展開。その間に協力団体となったNPO秋田パトラーズのメンバーがカヌー20艇を用意し、準備を進めた。クリーンアップを終えると、パトラーズのメンバーが参加者に「カヌーに乗ったら体を左右に揺さぶらない」、「中央部は流れが強いため、岸部に寄る」などと注意、そしてパドルを使って左右に曲がったり、止まる方法の講習を受けた。

  ライフジャケットを身につけた参加者は早速、カヌーに2人ずつ乗って船着き場周辺で練習を開始。後部席にパドラーのメンバーが乗って指導を受ける人もいたが、参加者はカヌーの揺れにも直ぐに慣れ、川を逆上ったり左右に曲がるなどして操作を楽しんでいた。

  そして10時半には川を下り始めた。20艇のカヌーの集団はスイスイと川の流れに乗って、目的地の神宮寺船着き場へと向かった。1時間後には全員、無事に到着。大仙市花館の会社役員・佐々木進永さん(44)は、大和君(花館小3年)と耀君(同2年)の親子3人で参加して、トップで着いた。佐々木さんは「親子3人で乗れたし、川からしか見られない風景を楽しめた」と感激。2人の子どもたちも「ナスやウメも流れて来たり、川の流れに乗って下るのは面白かった」と元気な笑顔を見せた。