原盛一県議を偲ぶ会

県議会への一般質問集も発行

鈴木後援会長、後援会解散を宣言(9月4日・月)
 

  自民党県議として3期目の任期途中の昨年9月7日、すい臓がんで亡くなった大仙市板見内字弥兵衛谷地、原盛一氏を偲ぶ会が2日、大曲エンパイヤホテルで開かれた。58歳の死だった。故人の断っての希望で、県議会での「一般質問」をまとめた「水と緑を守る県政への提言」の出版記念を兼ねての会で、御法川信英代議士や辻久男、大野忠エ門両県議、栗林次美大仙市長ら来賓をはじめ、後援会員や親交のあった友人ら約200人が出席し、故人を偲んだ。

  原氏は旧仙北町生まれ。農業を専業に、1988年から95年まで旧仙北町議連続2期務め、師と仰いだ原龍一県議の死去に伴い95年4月に県議選に出馬、初当選した。県議会では総務企画委員長、農林水産委員長などを歴任し、農業の源泉でもある「水と緑を守る」を政治信条に活躍、「秋田の農林水産業と農山漁村を元気づける条例」の制定に奔走するなど一貫して農業振興に力を入れた。

  偲ぶ会で、鈴木節郎後援会長は「昨年9月7日に永遠の眠りについて、1年の歳月が流れた。師であった原龍一さんの『水と緑を守る』の政治信条を継続し、県政の発展と地方の問題解決に尽くされた。3期半ばで病魔に侵され、眠ってしまったことは無念の限りだが、県議としての実績を後世に残したいと県議会での一般質問集『水と緑を守る県政への提言』をまとめ、皆さまのお手許に配布した」と述べ、「この会をもって原後援会を解散としたい」と締めくくった。

  そして御法川代議士は「原先生が亡くなられた昨年の9月は、選挙の真っ最中だった。先生が亡くなったと聞かされた時はショックで言葉を失った。先輩であり、農業への見識と情熱があった。農業の大きな転換期を迎えたこの時期、原先生と一緒に農業問題に取り組みたかった」と惜しんだ。さらにロシア出張中の外務副大臣の金田勝年参院議員からのメッセージが代読され、友人の中泉松之助県議会議長(秋田市)、佐藤峯夫仙北市議会議長が故人を偲ぶあいさつをした。

  原氏は95年6月定例議会から2004年9月定例議会まで、11回の一般質問を行っている。その質問に目を通すと常に農業問題に触れ、農村の活性化に強い思い入れを示している。視線はさらに地球環境問題にも振り向け、1996年2月の定例議会では風力発電の設置やオゾン層破壊を防ぐため、フロン回収を求める提言もしている。また、農家の嫁不足にも思いを馳せ、01年2月定例議会では「このままでは農家の家族構成は崩れ、農家は崩壊する」と県に施策を強く求めている。質問集は、小西省吾旧仙北町長がまとめた。