大仙市大曲図書館で開催中
市民ら「懐かしい」と感動の書き込みも(9月11日・月)
大仙市大曲図書館の市民サロン・展示室で「旧大曲市名木・古木の今昔」展が開かれている。旧大曲市生涯教育自然環境保護の会が風雪に耐え、立派な風格を備えた名木・古木を記録し、後世に残したいと03年を中心に市内を訪ね歩いて写真集としてまとめたものを縦30センチ、幅20センチのカラー写真に引き伸ばし、展示しているもの。
名木・古木は環境省の巨樹・巨木調査実施要領に基づき、地上から約130センチの位置での幹周りが300センチ以上の樹木、地上から約130センチの位置で、幹が複数に分かれている場合は、個々の幹周りが計300センチ以上で、そのうち主幹の周りが150センチ以上の樹木とした。
調査の結果、大曲地区では八幡神社のモミ、安養寺のケヤキ、丹波家のカツラ、大曲農業高校のプラタナス、シダレヤナギなど13本が名木・古木として挙げられた。1954年9月、丸子川の改修で伐採されたヤナギ、それに大曲小学校がまだ木造校舎時代にあったポプラの大木も白黒写真で紹介されている。
花館地区では伊豆山の樹齢(推定)300年、樹高30メートルもある「ねじれスギ」や長福寺参道のスギ並木、姫神山の幹周り460センチもある「バッキャスギ」など7本が名木・古木として記録された。また、今はその姿はないが朝日町の旧東北農業試験場前にあった羽州街道の杉並木と花館柳町の桜並木も白黒写真で紹介されている。
内小友地区では寺山・佐藤家の樹齢(推定)300年のモミ、能味家のトチなど10本が名木・巨木として記録されている。大川西根では樹齢(推定)800年にもなる新堀八幡神社のタモやウバスギ、蛭川薬師神社の参道にある25本ものスギが一体化したようなスギの群れなどが取り上げられている。藤木地区では樹齢(推定)200年以上の諏訪神社のケヤキ、350年以上の八幡神社のスギの2本が名木・古木として紹介されている。
四ツ屋地区では樹齢(同)300年以上、樹高42メートルの八幡神社のモミ、松倉・佐々木家の樹高30メートルのゴヨウマツなど10本が挙げられている。角間川地区では松くい虫で枯死し、伐採されたものの「旭塚の松」として知られたマツの名木、儒家・落合東堤(1841年没)生誕の地・最上家の樹齢(推定)150年にもなるサワラ、幹周り436センチもある覚善寺のケヤキなど7本が紹介されている。
写真にはそれぞれ樹齢や幹周り、樹高、さらに樹勢が良好かどうか、それに歴史や由来など参考事項も添えられている。
訪れた市民は「昔の風景を思い出し、懐かしい気持ちで嬉しくなった」、「何気なく通っていた家の近くにこんな名木があるのは知らなかった。感激です」などと感想を記すノートに書いている。名木・古木の今昔展は30日まで。