肺がんがトップに
大仙市、491人の自然減を記録(9月12日・火)
大仙市の人口は今年3月末現在で9万5155人だったが、同市健康増進センターのまとめでは昨年1年間の出生数は610人だったのに対し、死亡は1101人で491人もの自然減を記録した。死因のトップは肺がん、胃がんなど悪性新生物で、約3人に1人はがんで亡くなっている。
こうした統計は大仙市となって初めて。610人の出生のうち、大曲は296人、次いで中仙71人、西仙北57人、仙北54人、太田53人、協和33人、神岡26人、南外20人の順だった。死亡は大曲406人、そして中仙156人、西仙北112人、太田111人、仙北101人、協和84人、神岡78人、南外53人だった。
亡くなった1101人のうち、死因のトップは悪性新生物(がん)で295人と約27%を占め、呼吸系疾患が196人(約18%)、心疾患182人(約16%)、脳血管疾患107人(約9%)と続いた。老衰は63人(約6%)だった。自殺も多く40人(約4%)が自ら命を絶った。
悪性新生物では肺がんがトップとなり、59人(20%)が亡くなった。次いで胃がん54人(18%)、肝臓がん29人(10%)、すい臓がん19人、食道がん14人、結腸、直腸がんがそれぞれ13人、大腸、前立腺がん10人と続いた。
同市では肺がんの検診は05年度までは大曲と中仙地域でしか実施してなかったが、06年度からは全市まで拡大、肺がんの早期発見に力を入れている。また、男性だけが罹る前立腺がんは04年度までは大曲と中仙、西仙北地域だけだったが、05年度からは全市で実施している。
同センターでは前立腺がんの検診は血液検査だけなので、苦痛や負担もかからず簡単にできることから、対象年齢になったら受診するよう呼びかけている。また、乳がん検診は06年度からマンモグラフィー(レントゲン)検査と視触診を併用、「精度の高い検診ができるようになった」と話す。
胃がんや大腸がん、子宮がん、乳がん検診は合併前の各市町村でも実施しているが、検診率は大曲地域が50%から72%と高いのに対し、旧町村は10%台から30%前後と低い傾向にあった。
同センターによると05年度のがん検診で胃がんは約7700人が受診して3人、大腸がんは約1万5000人の受診で16人、肺がんは約5300人の受診で2人、前立腺がんは約4100人の受診で32人、乳がんは約2700人の受診で10人、子宮がんは約2500人の受診で1人が発見された。
がんは検診での早期発見が何よりも大事だけに、同センターでは「検診を受けて、要精査になったら必ず精密検査を受けてほしい」と呼びかける。