振り込め詐欺被害を防ぐ

秋田ふれあい信金太田支店

大仙警察署、女性職員に感謝状(9月16日・土)

  大仙警察署は15日、振り込め詐欺の被害に遭う直前の女性を救ったとして、秋田ふれあい信用金庫太田支店職員、戸沢美幸さん(33)に感謝状を贈呈した。同署によると窓口担当の戸沢さんは8月25日、大仙市内の女性客(60)から200万円の振り込み依頼を受けた際、振込先が同一名義で二つの銀行口座だったことから〃振り込め詐欺〃と直感、後藤勝男支店長に連絡した。

  後藤支店長と戸沢さんが女性客から事情を聴いたところ、「関東の弁護士を名乗る男から、電話で息子が勤め先で子どもを殴ってけがを負わせたと言われた」と説明した。このため後藤支店長らは、同署美郷交番に通報。署員が息子の勤務先に問い合わせた結果、そうした事実はなく、詐欺だったことが判明した。

 佐藤憬署長は感謝状を贈呈した後、「弱い人に付け込んだ本当に許されない犯罪だ」と未遂に終わらせた戸沢さんの機転をねぎらった。女性客は電話で「ATM(現金自動預払機)で振り込むように」と指示されたが、その使い方が分からず、窓口の戸沢さんに相談したのが被害防止につながった。

  後藤支店長と戸沢さんは「来客のほとんどは顔見知りの人が多いが、初めての人の場合はできるだけ声を掛け合って、心が通じるようにしているのが良かった」と話していた。