南の子ども音楽会

大仙市大曲南中、藤木・角間川小

3校が合同で演奏会、秋の一日を楽しむ(9月30日・土)
 
 藤木小と角間川小との合同演奏会。   南中吹奏楽部は色彩豊かな演奏を聴かせた。

  大仙市大曲南中学校吹奏楽部と藤木小学校スクールバンド部、それに角間川小学校器楽部の合同演奏会「第18回南の子ども音楽会」が30日、仙北ふれあい文化センターで開かれた。3校とも大曲地域の南に位置しており、日ごろの音楽活動の成果を地域の人たちに合同で披露し、楽しんでもらおうと始めた。文化センターには3校の児童・生徒の保護者や祖父母が詰めかけ、子どもたちの熱心な演奏に手拍子を打って、秋の一日を楽しんでいた。

  嵯峨清一藤木小校長は「子どもたちはこの日のため、一生懸命練習した。音楽は楽譜で表現される世界共通の言葉。その言葉を通して楽しさや悲しみ、心強さが伝わってくる。中学生と合同の演奏会は子どもたちにとっても学ぶ事が多い。どうぞ子どもたちの音楽を楽しんで下さい」と開会のあいさつをした。

  始めに藤木小のスクールバンド部が登場。部員は27人で、指揮は中学・高校で吹奏楽部員として活躍した地元の主婦・小松幸子さん(46)が執った。小松さんの子どもが同校へ入学したのを契機に8年前から先生に代わって部活の指導をしている。

  藤木小スクールバンド部は「浪漫飛行」や「NO  MORE  CRY」など4曲をリズム感タップリに演奏。続いて角間川小ジュニアバンドクラブ16人が登場。小西綾子先生と西村浩美先生が交代で指揮を執り、リストの「愛の夢」と「花」など3曲を聴かせた。

  両校の子どもたちはお父さん、お母さん、それにおじいさんやおばあさんたちにいい音楽を聴かせたいと真剣な表情でホルンやトランペット、トロンボーン、打楽器を演奏。終わると会場からは「アンコール」の声も飛んで嬉しそうに笑顔を見せた。最後は再び小松さんの指揮で角間川小・藤木小の児童が合流し、エルガーの行進曲「威風堂々」を見事に演奏した。

  休憩を挟んで大曲南中吹奏楽部19人がステージへ。同校吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクール県南大会で「銀賞」を受賞。その喜びを胸に刻んでの登場だった。

  熊谷史絵先生の指揮でアッペルモント作曲の組曲「ガリバー旅行記」から「小人の国」と「巨人の国」「馬の国」の3曲を披露。管楽器にフルートやクラリネット、サックスの木管も加わって、中学生らしい豊かな表現力と鮮やかな音の色彩を聴かせた。小人たちの可愛らしい動き、そして巨人が動き出す不気味さ、最後には馬が小気味よくパカパカとひづめを鳴らして歩く様子を楽器は見事に歌いこなし、会場からは手拍子と拍手が沸いていた。さらにモーツアルトの交響曲や歌劇などの代表曲を組み合わせた「THE  MAGIC  OF  MOZART」なども演奏し、聴衆を感心させた。フィナーレは3校合同で、「世界に一つだけの花」を演奏して別れを告げた。