ホタルの舞う里に公園

大仙市内小友

行政と住民が協働で完成させ、記念植樹(4月1日・日)
 
 
  ホタルが舞う里に住民と行政協働の自然観察公園が誕生した。大仙市内小友地区の「市民協働自然観察公園」の完成を祝う記念植樹が1日午前9時から、栗林次美市長らを迎えて現地で行われた。

  植樹には余目地域の住民と内小友小学校の児童、それに市職員ら約100人が参加。事業を進めてきた余目地域活性化対策いきいき会議協議会の加藤加一会長は「この小さな田舎をこれ以上、廃れさせまいと市の指導を仰ぎながら、活性化の拠点づくりに取り組んできた。そして昨年4月から半年かけてホタルの里にふさわしい自然観察公園を造ってもらった。ここを拠点に故郷の良さを子供たちに学んでもらい、そしてホタルの明るさに負けないよう我々も美しい里山造りに向かって頑張っていきたい」と呼びかけた。

  栗林市長も「この公園は市民と協働で造った。その切っ掛けは内小友小学校の皆さんだった。この地域でホタルが観られるということで、ホタルの看板をつくってもらった。そして地域住民がこの里山の景観を後世に残し、たくさんの人に見せたいと公園造りが始まり、皆さんの手で川の掃除をしてもらい、花も植えてもらった。6月ごろにはまたこの山を背景に素晴らしいホタルが観れると思う。市民と協働で造ったこの公園でこれから様々な々なイベントも試み、沢山の人にホタルの里を見せてもらいたい」を祝辞を述べた。

  いきいき協議会は旧大曲市時代に栗林市長が「地域住民が自ら考え、行動しよう」と各公民館単位に「地域いきいきビジョン対策支援事業」の創立を呼びかけたのが切っ掛けとなって誕生。里山地域に集落が広がる余目地区の住民約100世帯は、ホタルが飛び交う美しい里でありながらも林業の不振で森林も荒廃するなど厳しい状況だった。それを何とか脱皮しようとみんなで話し合い「美しい四季・癒しの郷」構想を計画。3年前から余目公園での「余目さくら花火観賞会」を開くなど活動を始めた。今年も28日午後6時から花火観賞会が予定されている。

  公園造りもその延長で行われ、市が駐車場を含めた池やホタルの水路、観察用園路、芝を張った学習広場、展望台など公園の下地を約2800万円をかけて整備。住民は木製のベンチや階段、樹木の植採など半年かけて労力奉仕した。公園の広さは約3232平方メートル。

  あいさつが終わると栗林市長を含めた住民と子供たちは、公園に用意されたサクラやガマズミ、レンギョ、ナツハゼ、マンサクなど40本の樹木を植樹しながら、ホタルの飛び交う6月を楽しみにしようと話し合っていた。