大仙市高梨の新田スヱノさん
健やかな100歳に栗林市長、50万円の祝金(4月5日・木)
100歳の誕生日、おめでとう─。大仙市高梨字上沖田の新田スヱノさんは5日、満100歳の誕生日を迎えた。栗林次美市長はこの日、新田さん宅を訪れ、長寿祝金50万円を贈呈した。新田さんは「もったいない」と頭を下げた。
「ごめんください」と市の職員が玄関から声をかけると「ハーイ」と奥の部屋から障子を開けてチョコチョコとした足どりで出てきた身長150センチにも満たない小柄なおばあさんがスヱノさんだった。若い。ブルー系のカーデガンを羽織ったスヱノさんは足どりも軽く、とても100歳とは思えなかった。
スヱノさんは明治40年4月5日に高梨水里に生れ、17歳ごろに結婚。男4人、女3人の子に恵まれるが、長男、二男、長女を若くして亡くしているという。現在は3男の誠悦さん(80)とその妻の京子さん(71)夫妻と3人暮らし。
70歳のころに大腿骨骨折で入院したことがあり、90歳のころには白内障の手術を受けた。今は耳は遠いが、具合の悪いところはなく、身の回りのことは自分でやり、天気が良いと庭に出て草取りやダンボール箱に紙を貼るお孫さんの仕事の手伝いもしているという。食べ物にも好き嫌いはないが、信仰のせいか肉は口にしない。86歳で亡くなった夫が若かったころは県南のアマチュア相撲で大関だったこともあり、テレビでの大相撲観戦は今でも欠かさないという。
栗林市長、それに県からは県仙北地域振興局福祉環境部の小まつ真吾部長らが訪れた。息子の誠悦さん「ばあさん。いい女だから写真撮ってけるど」と声をかけるとスヱノさんは「アーアー」と笑った。栗林市長も「とても100歳とは思えない」とその若さにビックリ。50万円の祝金を受け取ると、もったいなさそうにと頭を下げた。小まつ部長が息子の誠悦さんに寺田典城知事から「100歳の長寿を迎えられたのは家族がお年寄りを敬い健康で明るい生活に努めたたまものである」との「賞詞」と記念品を贈呈した。
同市の100歳以上の長寿者はこれで22人となり、最高齢は新田さんと同じ仙北地域在住の樫尾チタさん(橋本)で105歳。
※本紙から小まつ部長の「まつ」の字は木偏に「沿」の「サンズイ」を省いた字を充てたものです。