障害福祉サービス事業所

まつくら分場しみずオープン

保護者や関係者が喜びの開所式と入所式(4月23日・月)
 
   オープンした障害福祉サービス事業所「しみず」     しみず開所式であいさつする有明会長

  大仙市清水字館越、県指定障害福祉サービス事業所「まつくら分場しみず」の開所式と入所式が23日、入所者とその保護者、それに地元住民や関係者ら約100人が参列して挙行された。同施設は知的障害者が作業訓練を通じて基本的生活習慣を身につけ、社会参加できるよう支援するもので、統合で廃園となった旧清水保育所を約4188万円の事業費をかけて整備し、同市松倉にあるふれあいの郷(さと)「まつくら」の分場としてオープンさせた。

  運営するのは社会福祉法人大仙市社会福祉協議会で、有明秀太郎会長は「まつくらは旧松倉小学校を改造し、平成15年10月にスタートしたが、県立養護学校卒業生を中心に入所希望が多く、国・県をはじめ市の補助を受けて分場として設けられた。清水地域の住民との交流を深めながら、入所者が社会で仕事をできるよう一生懸命頑張りたい」と式辞を述べた。続いて栗林次美市長、橋本五郎議長、大曲養護学校を支える会の辻久男会長が祝辞を述べ、開所を祝った。

  しみずは鉄筋コンクリート造り延べ512平方メートルの大きさで、市から無償譲渡された。そして廊下に手すりをつけ、保育室も大人が出入りしやすいように入口を改造するなどして作業指導室2室と食堂、多目的ホール、事務室などを設けた。

  栗林市長は「この施設は、旧清水保育所の利用を求める地域の熱心な設置要望が結実したもので、目の前に広がる奥羽山脈が満喫できる良好な環境の中にある。地域に根ざした明るく楽しい施設になることを念じたい」と祝辞を述べた。

  まつくらは定員40人で、しみずは定員20人。まつくらには主に大曲地域や西仙北、神岡、南外地域からの通所者が多かった。一方で大曲養護学校の卒業生や在宅で生活している障害者の就労訓練の場として中仙、太田、仙北地域からの入所希望も多く、増設が望まれていた。まつくらには現在29人が通所して就労訓練を受け、しみずには18人が入所した。しみずの18人は2人の生活支援員、1人の職業指導員、調理員2人のスタッフの支援を受けながら、リンゴを包むポリパックの整理や菓子箱折りなどの作業訓練を受ける。

  高井慶蔵施設長は「自分の能力に挑戦しながら一日も早く社会に出て頑張れるよう祈りたい。あいさつ、返事、後始末など基本的生活習慣を身につけ、自分のできることを一生懸命頑張ろう」と励ました。