知事と語ろう元気なふるさと

仙北市で開催

農業、観光などで活発な意見交換(8月1日・水)

  知事と語ろう「元気なふるさとトーク」が31日、仙北市角館交流センターで開かれ、大仙市と仙北市、美郷町代表6人が寺田典城知事と意見交換した。元気な秋田をつくるため、広く県民の意見を聞きたいと企画したもので、同日午前中は由利本荘市で開いた。10日まで県内各地で開催される。

  知事は最初に大内地域の道の駅にある「ぽぽろっこ」で食べた具がいっぱいで人気メニューの「とろろ飯」を引き合いに「ここには秋田市からも買い物客が来ているという。国体まであと2カ月ないが、秋田を売り込むにはこうした特徴が必要だ」などと述べ、「今日は秋田が元気になる面白い話をしましょう」と雰囲気を和ませた。

  続いて佐藤文隆県仙北地域振興局長が「地域が目指す『交流』のありかた」「住みよさを実感できる『地域づくり』」をテーマにしたいと話題を求めた。

  これを受けて西仙北地域の「百笑村」代表の佐々木義実さんは「中学生の職場体験で、6人の男の子にジャガイモ堀りをさせたが、農家の子どもたちというのに稲の穂が出ているのを見て感動したり、驚いていた。親が子どもたちに何もやらせてないということだ」と実体験の少なさを訴えた。農業士の田口成子さん(美郷町)も「農家の子どもさえ、キュウリのトゲの痛さを知らない。これでは大変なことになると子どもたちの農業体験を受け入れた。そして大曲農業高校の生徒にも10日間の研修させた結果、生徒たちは農業に興味を持ち、農業で暮らしたいと夢を持ってくれた」と話した。

  静岡県から田沢湖に移り住み、子どもたちに野外での楽しみ方を教えているというアウトドアコーディネーターの鈴木桜子さんは「秋田の自然は壊れてないのが魅力。都会の人はいいものが在ったり、おいしいものがあると屋久島など、どんな遠くにでもお金をかけて行く。秋田には世界遺産の白神山地があっても人が来ない。情報を発信するという積極さがないからだ」とアウトドア専門誌に田沢湖の魅力を売り込もうとしても、地元が乗り気にならなかったとも訴えた。

  こうした話題に知事は「体験は大切だし、奥が深い。グリーンツーリズムや農家民泊も含めた体験交流の場が必要だ」などと答えた。そして田沢湖の魅力を売り込みたいと訴えた意見には「あなたのような人がこれからの体験や参加型の観光に必要だ。ぜひ、智恵を貸して下さい」と踏み込み、協力を求めた。

  男女共同参画の推進に向けた意見に対しても「男は台所に立つものではないなどと言っていては、日本の社会はやっていけなくなる」などと県庁幹部職員に女性を積極的に登用していることを強調していた。