大曲仙北介護保険事務所
介護専門員、質の向上目指して勉強会(8月2日・木)
大曲仙北介護保険事務所ではこのほど介護支援専門員を対象に「介護予防ケアプラン作成研修会」を開いた。介護保険制度は今年4月から、介護を受けないよう〃予防〃に力を入れる方向に見直され、地域包括支援センターと委託契約を受けた民間の介護支援事業所は国の基準に基づいたケアプランを作成しなければならない。これまでも新制度に向けた研修会を重ねてきたが、今回はより具体的な事例を基に演習し、ケアマネジメントの質の向上を目指したいと開いた。
研修会には管内の居宅介護支援事業所のケアマネージャら160人が参加。秋田市の八橋地域包括支援センター副管理者で、看護師の阿部奈穂美さんが、脳梗塞を患い、好きだった将棋をすることもな少なくなって、次第に弱っていく80歳の男性を事例に、介護予防ケアプラン作成のための基本情報の記入の仕方や予防サービス・支援計画書の作成などを具体的に指導した。
居宅で介護支援を受ける人は症状によって要支援1、要支援2に分類され、介護状態にならないようリハビリなど「予防給付」サービスを受けられる。今回はその80歳の男性のために「週1回程度、外出の機会を作り、人と話す機会を増やす」、「足の力をつけ、家族の支えがなくても家の中を動けるようにする」などの目標と「将棋が指せる場所の提供、外へ出ることの支援」、「定期的な機能評価・状況に合ったリハビリプログラムの提供」と支援計画書を作成した。
これを受けて保健師や民間のホームヘルパーは介護予防支援のために訪問し、機能訓練指導員らの指導で筋力トレーニングやバランストレーニングなどの運動や栄養士の指導を基に病気予防のための栄養改善、そして歯科衛生士の指導を受けながら、健康を保つための口腔機能の向上などを目指す。
研修会に参加したケアマネージャーらは「講師の先生は専門的な知識も豊富で、具体例が多く、とても勉強になった」と感想を述べていた。