パソコン教室始まる
情報システム課職員の講師に人気集中(8月7日・火)
大仙市のゼロ予算事業「パソコン教室」が7日から始まった。厳しい財政事情から予算が削られていく中、職員の創意工夫で予算のかからない事業で市民サービスを高めようと07年度に新に組まれたのが「ゼロ予算事業」。若手職員が市内NPO法人やボランティア団体代表者と懇談し、連携の下地づくりをする「大仙市まちづくり塾」や大雪の際に日常生活に支障のある一人暮らし老人世帯の出入口を除雪するボランティア、園児や児童、生徒への読書を勧める「読書チャレンジプラン」などが企画された。
今回のパソコン教室は、神岡情報センターで定期的に行っている教室を市内各地でも開こうと市情報システム課からの提案で実施することになった。6月に広報を通じて1会場当たり12人を定員に市内在住、在勤、在学で18歳以上を対象に受講生を募集した。その結果、キャンセル待ちを含めて150人から応募があるほど人気を呼んだ。中仙地域からは81歳の男性からの応募もあった。
大曲地域を対象とした講座(2回)にも100件以上の問い合わせがあったほどでキャンセル待ちとなった。講座はこの日から9日までの3日間午後2時から2時間の予定で、大曲庁舎互助会館3階で開かれる。受講料はテキスト代500円だけで、講師は受講生12人に対してシステム課職員3人という潤沢さ。
受講生の中で仕事の関係でパソコンに触れたことがあるというのは5人だけだった。中には元教師で74歳の男性もいて、「現役時代はワープロを使っていたが、パソコンを基礎から学べるというので頑張って文章を書けるようになりたい」と抱負を語った。
システム課の山谷勝志課長は開講式で「現代社会はインターネットを使って情報収集や情報提供をする時代となった。市としても公共施設にパソコンを置いてインターネットに触れられる機会を増やしているが、いつでもどこでも誰でもが活用できるネット社会に応えるため、市民みんなが気軽にパソコンを活用できるようになればとこの講座を開くことにした。職員も初めてのことであり、皆さんと一緒に勉強しながら教室を進めたい」とあいさつ。
テーブルに置いた12台のノートパソコンとスクリーンに写し出されたデスクトップ画面を使って「ビデオディスクもテープがないと映像が観られないのと同じで、ハードウエアという機械とそれを動かすソフトウエアの組み合わせでパソコンは起動する」とパソコンの基礎や電源の入れ方、電源の切り方、マウスの操作の仕方などを習った。
教室は3日間かけてローマ字での文字入力や変換、文章の修正、そして最終日にはペイントを使って絵を描くまで教え、「パソコンの苦手意識を薄め、実際に使ってみたいという気持ちになれるよう手伝いたい」と同課では話す。
パソコン教室はこの後、11月まで市内各地域の支所や市民センター、コミュニティセンターなどで開かれる。