「サン・サルビア」で交流大会
子どもたちと梅の種飛ばしや線香花火楽しむ(8月9日・木)
大仙市角間川町の特別養護老人ホーム「サン・サルビア」で8日夕、「地域交流大会inサン・サルビア」が開かれた。同ホームを利用しているお年寄りと地域住民、子どもたちが梅の種飛ばしや線香花火を通じて交流し、夏の一夜を楽しもうと企画した。
交流会は午後5時半から、近くのみなみ町内会やかくま会、それに大曲農業高校、大曲南中のJRCなどボランティアの協力を得て始まった。福祉店舗「ほっぺ」もやきそばカーを繰り出して露店を開くなど祭りムードを盛り上げた。
最初に同ホームの後援団体である「百梅会」の伊藤良会長が、梅の種飛ばしの模範演技を披露。百梅会は同ホーム開設にあたって、利用者のお年寄りに緑と花の潤いを与えたいと梅の木100本を植えたことから名づけた。
健康食品でもある味梅を一粒ほおばり、その味を楽しむと同時に種を飛ばして距離を競うというもの。時折、小雨の降るあいにくの天候だったが、大会が始まるころには小・中学生や近所の住民で賑わいだし、お年寄りたちも車いすに乗って見学。医師でもある伊藤会長は「種を飲み込まないよう鼻で息を吸って」とアドバイス。プーッと吹き飛ばすと見事、6メートル以上も飛んで周囲を沸かせた。
梅飛ばし大会には小学3年生以下のジュニアに8人、中学生以上のレディスに10人、そして中学生以上の男性が競うオープンには9人が挑戦。それぞれ6メートルから9メートル以上も飛ばし、上位入賞者は賞品の梅ソーメンや梅酒、ワインをもらって大喜びだった。
大会が終わると同市太田町在住でホテルマンのかたわらサキソフォン奏者として活躍している飯塚雅幸さん(58)が、デイサービスルームで演奏会を開いた。中学校のブラスバンド部でサキソフォンと出会い、歌手の三田明さんの専属バンドの一員としても演奏活動したという飯塚さん。
子どもたちからお年寄りまで幅広い年齢層の観客を前に「緊張してます」と顔を引き締めながらも大ヒットとなっている「千の風」や懐かしい「浜辺の歌」、子ども向けの「ドラエモンの歌」、そして民謡「秋田長持唄」、演歌「川の流れのように」など10曲を披露。おしゃれで、ささやくような音色、そして懐かしいメロディにお年寄りは目をつむって楽しみ、子どもたちは手拍子を打って喜んだ。
演奏会の後は再び全員が表の駐車場に出て線香花火大会。同ホームを運営している社会福祉法人県南ふくし会の石川勝三理事長は「サン・サルビアもオープンして8年目を迎えた。これも地域の皆さんの援助のたまものであり、感謝を込めてこのような催しを企画した。これからの花火線香大会を心ゆくまで楽しんでもらいたい」とあいさつ。あちこちに友だちや家族のグループが集まり、次々と提供される線香花火に点火して夏の一夜を楽しんだ。