遺族連合会大仙市・仙北市・仙北郡大会

3市町から約300人の遺族

英霊の顕彰と平和の尊さに思いを馳せる(8月10日・金)

  第41回財団法人秋田県遺族連合会大仙市・仙北市・仙北郡地方大会が9日、仙北市角館交流センターで開かれた。大会には3市町から約300人の遺族が参加、「我々が平和と自由の恩恵を享受できるのは、戦没者の尊い犠牲によるものであり、国家・国民は戦没者に対して尊崇と感謝の誠をささげるべきである」と▽総理・閣僚らの靖国神社参拝の定着を図る▽公務扶助料・遺族年金の改善▽身寄りのない戦没者父母らに対する特別給付金の継続、増額▽戦没者遺族に対する特別弔慰金の支給法の改善▽戦没者遺児の慰霊友好親善事業の充実▽遺骨収集事業の充実・強化を求める決議をした。

  大会は原幸子県議、石黒直次仙北市長、栗林次美大仙市長、佐々木敬治美郷町副町長らを来賓に迎えて開かれ、仙北市遺族連合会の藤原剛会長は「終戦から62年が過ぎ、あの艱難辛苦の日々も遠ざかった。しかし、今日の平和と繁栄は国難に殉じた多くの尊い犠牲の上に築かれたものだ。高齢化する遺族一堂は団結し、英霊の顕彰と遺族の福祉向上に努め、平和の尊さと戦争の愚かさをこれからも訴え続けなければならない」とあいさつ。

  続いて県遺族連合会の仲沢誠也会長も「私は昭和19年4月生まれで、父の記憶もないまま戦後は母の生きる姿を見て育った」と戦争で父を失った遺児の辛さを語り、「二度と戦災孤児を出してはならない」と訴えた。そして遺族会の役員として功績を残した高田東吉さん(仙北市)、照井光治さん(美郷町)、佐々木東一さん(大仙市)、それに百歳寿の3人と米寿の39人に長年、みたまを守り、家族を守ったとして表彰した。

  最後に石黒仙北市長が「戦後62年の歳月が過ぎ去り、戦争体験も風化しつつあるが、多くの方が戦場に散り、戦火に倒れた戦没者に思いを馳せると胸が痛む思いであり、心から冥福を祈りたい」と述べ、「仙北市も大仙市、美郷町も合併によって今、その基礎づくりに取り組んでいる。日本も現在の基礎をつくるため、60年を超える大変な努力があった。そして今の繁栄と豊かな生活を享受している。これも英霊の犠牲の上に立った遺族のみなさまの努力のたまものだ」と歓迎の言葉を述べた。

  百歳寿と米寿の受賞者は次の通り。

  ◇百歳寿=下村ツヨ(美郷町)、沢口清一郎(大仙市)、水戸谷ツヤ(仙北市)

  ◇米寿▽大仙市=後藤正夫、加藤トラノ、伊藤久之助、長澤タケノ、大田タミ、石田高輝、松井ミエ、竹内庄壱、今野幸右衛門、栗原愛、佐藤タカ、三浦ハタ、太田俊二、佐藤ミヨ、佐々木壽司、高橋利兵衛、堀井フサ、豊島徳次郎、伊藤ツナ、小松アイ子、佐々木ハツエ、門脇亀雄、佐々木頼三、倉田正嗣、齋藤ユキ、井上ハナ▽仙北市=千葉マサ、平岡ハチエ、佐々木スエ、佐藤盛喜、鈴木フユ子、門脇美喜、伊藤タマ、佐藤コメ、佐藤ハキノ▽美郷町=佐井ミヱ、佐藤テチ、高橋亮虎、伊藤キクヱ