国体開催に向けて

大仙市払田柵跡で採火式

「仙北平野に蘇る古代浪漫の火」と命名(8月16日・木)
 

  大仙市の国指定史跡「払田の柵跡」で15日午後、9月30日から開催する秋田わか杉国体に向けての「採火式・出発式」が行われた。県仙北地域振興局と大仙市、仙北市、美郷町の国体実行委員会の主催で、木の摩擦熱で火をおこすまいぎり式で採火し、炬火台に点火、国体ムードを高めた。

  払田の柵跡を会場とした祭り「彩夏せんぼく」に合わせての採火式で、3市町の関係者ら約400人が参列。炬火はオリンピックの聖火に当たるシンボルとして1970年の愛知県大会から始まった。秋田国体でも県民の連帯感を高めようと県内9カ所でそれぞれ独自の趣向を凝らして炬火の採火式を行っている。

  平安貴族の衣装を着た栗林次美大仙市長は「採火式がここ払田柵を会場に行われることは誠に名誉なこと。仙北地域を担う9人の小学生の手によって新たな火となり、管内の住民の手によってつながれ、国体開催11日間の競技を照らす炬火となるのは意義深く、仙北地域の心を結ぶ大きな力となるものと確信している」と述べた。続いて佐藤文隆県仙北地域振興局長が「今日の採火はわか杉国体の準備が出来、最終カウントダウンを告げるものだ。同時にこの地域においては古代遺産の文明を引き継ぎ、未来への発展を誓い合う意味も込められている。この火は炬火として県民の力を結集し、国体会場で燃え続ける」と祝った。

  そして高梨、白岩、千屋の3市町の小学生9人が白い平安衣装で登場。秋田杉で作ったジャンボまいぎりを回転させ、その摩擦熱で種火をおこし、わらなどを丸めたものに種火を移し、児童代表が火振りかまくらの要領で振り回して炎とさせた。そして炬火台に点火させると栗林市長は「仙北平野に蘇(よみがえ)る古代浪漫の火」と命名した。

  続いて仙北中生12人のリレー隊が登場。国体大会旗、障害者スポーツ大会旗が進藤豊和リレー隊長(大仙市体育指導員)に委託され、「大会成功に向けて全力を尽くす」と宣誓。リレー隊は炬火をトーチに点灯し、柵南門までの約500メートルを走った。

  この日点火された炬火は来月18日に仙北市、美郷町で、大仙市では19、20日に市内12中学校を結ぶコースでリレーする。