大仙市12月議会開会

栗林市長が市政報告

08年度予算編成、財源不足の危機(12月4日・火)

  大仙市の12月定例議会は4日開会、栗林次美市長が市政報告を行った後、会期を19日までの16日間と決定、9月定例議会から決算特別委員会で継続審議だった06年度一般会計・特別会計歳入歳出決算の審議内容について大野忠夫委員長が報告、共産党の佐藤文子議員が「小泉構造改革総仕上げの結果、貧困と社会的格差が拡がった中で策定された06年度予算は市民サービスの低下を招いた。市民負担の軽減を求める上でも反対する」と述べたが、起立採決の結果、賛成多数で認定された。

  栗林市長は市政報告で08年度の職員採用の最終合格者を事務職12人、土木職2人の14人としたと報告。また、9月21日から30日までの秋の全国交通安全運動期間中、大曲地域でチャイルドシート着用調査を実施した結果、使用率は36.9%と低かったとし、「チャイルドシート着用・使用キャンペーン」を全市対象に実施するための関係予算とチャイルドシート購入のための補助金の補正を計上したと述べた。

  08年4月から75歳以上を対象とした「後期高齢者医療制度」については11月26日に開かれた県後期高齢者医療広域連合議会で、被保険者一人あたりの平均保険料は年額6万41円と決定したとなどと報告した。

  県の事業である大曲橋(通称・金谷橋)の架け替えについては、大曲西根地区で橋脚4基の下部工と排水工に着手、大曲金谷地区においては通路ボックスの設置工事に着手し、引き続き用地買収と移転補償を進める予定と述べた。

  今年4月に行われた全国学力調査の結果については「秋田県の結果は全国でもトップクラスと報道されているが、本市はその中でも学年、教科、A・B問題のすべてにおいて全国並びに秋田県の結果を上回り、基本的生活習慣や規範意識、学習に対する意欲や関心などのアンケートでも高い数値を示した」と報告。課題として「全国的傾向と同様、『活用能力の向上』があげられており、その結果を分析しながら学校と家庭が一緒になって『生きる力』と『確かな学力の向上』に向けて支援したい」との述べた。

  学校給食物資の調達については、これまで7給食センターが独自の方法で調達していたのを08年度分からは競争入札にするため、各種規定を整備統一した調達方法を実施するとして12月16日号の広報で納入希望業者を募集したいとした。

  最後に08年度の予算編成については「自主財源の根幹をなす市税収入の増収が見込まれないことや地方交付税改革の影響などで大幅な財源不足が予想される」として「歳出全般にわたって見直しを行い、歳出の抑制と予算配分の重点化・効率化を実施し、基礎的財政収支の改善、そして国債発行額を抑制したい」などと財政状況の厳しさを強調した。

  そして公職選挙法改正に伴う市議会及び市長選の運動用自動車の使用の公営及びポスター作成の公営に関する条例の一部改正、市立保育所設置条例、特別養護老人ホーム設置条例の一部改正など条例案9件、07年度一般会計補正予算など予算案8件、それに史跡の里交流プラザ「柵の湯」等の指定管理者の指定など議決を求める単行案43件の計60件が上程された。

  議会はこの後、11日まで休会し、12、13の両日、一般質問が行われる。