大仙市で子育てテーマに開催
日本はしつけが甘いとクロアチアのお母さん(12月8日・土)
子育てをテーマに話し合おうと8日、大仙市大曲交流センターで「かあちゃん・とうちゃん元気アップ塾
我が家の子育て1・2・3」が開かれた。子どもが健やかに育ち、社会性を身につけた大人になるには元気で生き生きと暮らしている親の姿を子どもに見せる事が大切と言われているが、そのためにも子育て体験者の事例発表や意見交換を行い、元気をもらおうと企画した。県仙北地域振興局管内の小学校PTA会長や子育てサークル関係者で作る「元気な母ちゃん・父ちゃん子育て体験事例発表会」実行委員会(鷹觜信行実行委員長・太田南小PTA会長)と同振興局の主催。
振興局管内の幼稚園、保育園、学校へチラシを配付しながら呼びかけた結果、約50人が参加。大仙市はなだて保育園保護者会長の加藤俊さん、仙北市の特別養護老人ホーム「清流苑」に勤務している関谷友樹さん、それにスポーツプログラマーとして活躍している大仙市内小友の小松尚子さんが、それぞれ子育て事例を発表した。
加藤さんは小学生の男の子2人と保育園の女の子のお父さん。男の子2人とは空手を一緒にやっており、その空手が子どもたちに自信を与えたと語った。そして3人の子どもたちは「キャッチボールをしたい、おんぶして、本を読んで、さらには水を持ってきてとまるで召使のように要求するが、それにはできるだけ応えている。それは娘だって体を洗わせてくれるのは今しかない事であり、子どもたちの要求に応えることで子育てを楽しんでいる」と報告。
関谷さんは今年4月に子どもが誕生。妻が育児休業を取った後、関谷さんも職場からの勧めもあって、6月から1カ月育児休業を取得した。関谷さんは「ミルクの量、ほ乳瓶の洗い方、おむつの交換の仕方など教えられたが、やってみると何で泣いているのかも分からず、大変だった。しかし、1週間もすると余裕も出てきて、近くのスーパーやコンビニに散歩がてら行くことも楽しいくらいだった」と話し、「お年寄りの介護が自分の仕事だが、赤ん坊は泣くことで訴えることが出来る。子育て体験が介護にも役立つと知った」と語り、「男女を問わず、育児休業はいいものだと勧めたい」と訴えた。
小松さんは高校生、小学生、それに保育園児と3人のお母さん。夫は会社経営をしており、「子どもたちは私たち親だけでなく、保育園の先生やおじいさん、おばあさん、そして会社の人たちなどいろんな人たちから見守られて育った」と報告していた。
会場には託児所も設けられ、子どもたちは牛乳パックを利用した工作を遊ぶなどして楽しみ、参加者たちは安心して3人の話しに耳を傾けていた。絵本も会場に展示され、スタッフが「大人が読んでもおもしろい本」を紹介。
さらには参加者が3グループに分かれて意見交換も行った。その中にはクロアチア出身のお母さんもいて、「日本は子どものしつけが甘い。このため自分が育てられた時の体験を忘れるようにしながら、子育てに取り組まなければならない」と戸惑いを隠せないでいた。反抗期を迎えた子どもとどう向き合ったらいいかと悩みを訴える人もいた。仕事をしながら子育てをしているお母さんたちは、職場に行ってからの気持ちの切り替えが難しいなどと語り、お互い共通した悩みを見つけてはうなずき合い、同調していた。
最後には参加者全員で餅つきを楽しみ、「子育ては大変だけでなく、楽しいこともいっぱい」と元気な笑顔を振りまいていた。