大仙雪まる隊、出動式
隊員は個人・団体合わせ835人に(12月11日・火)
大仙市除雪ボランティア「大仙雪まる隊」の総会と出動式が11日、大曲交流センターで行われた。大仙雪まる隊は高齢者や障がい者のために雪寄せボランティアを行い、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指そうと市社会福祉協議会(有明秀太郎会長)の呼びかけで、昨年12月に結成された。この日の総会と出動式には同協議会から支給された雪まる隊の制服であるオレンジ色のジャンパーを羽織った市内各地域の役員や関係者約70人が出席し、健闘を誓い合った。
雪まる隊は当初、個人32人と21団体の合わせて234人でスタートしたが、同協議会事務局によると今月1日現在で個人135人、団体36の合わせて835人の登録数になっているという。隊員は中学生以上を対象に募集。団体では中学校の野球部員やJRC委員、町内会、青年会、企業など多岐にわたっている。
隊員が行うのは市内に居住する65歳以上の高齢者世帯や障がい者世帯など身体上の理由から自力での除雪が困難な家の雪寄せと安否の確認の声かけを行うもので、屋根の雪下ろしは行わない。
対象者は各地域の民生児童委員が希望を取って活動を依頼をするが、事務局によると昨年は大曲地域97世帯、協和地域56世帯など8地域全域から合わせて286世帯から依頼があったという。しかし、昨年は暖冬で雪まる隊の出動機会はなかった。今年も民生児童委員がそれぞれの受け持ち地域を巡回して希望を取っているという。
雪まる隊会長の大信田孝文さん(54)=太田町東今泉=は「昨年は暖冬で活動の場もないまま春を迎えた。そうした中で雪まる隊の隊員が800人を超えるほどになったことに感謝したい」とボランティアの輪が広がっていることを喜び、「雪寄せはなくても家庭訪問を通じて高齢者の話し相手になるなど声かけ活動はしたい」と呼びかけた。
続いて栗林次美市長も「2年前の大雪では機械除雪を行っても隅々までは除雪の手が届かなかったほどだ。それだけに雪まる隊の組織化は心強い」と感謝の言葉を述べ、「市としても除雪ボランティアと連携を取ってその活動を支え、さらには自主防災や福祉、子どもたちの安全などを含めた『安全安心まちづくり条例』を来年度中に作りたい」との考えを示した。