架け替え工事始まる
総事業費83億円、延長523メートルの橋へ(12月14日・金)
大仙市大曲金谷町と大川西根間を結ぶ県道大曲・大森・羽後線の「大曲橋(通称・金谷橋)」の架け替え工事が始まった。雄物川左岸・大曲西根地区で4基の橋脚建設と、金谷地区では向かい合う住宅同士の連絡路となる「通路ボックス」の設置工事が始められているもの。完成は2014年(平成26年)ごろだ。
大曲橋(延長約369メートル)は1938年(昭和13年)に架けられたもので、老朽化と幅5メートルしかない狭さから大型車が交差できないなどで、03年10月に大曲西道路に架かる大曲南大橋が開通するまでは慢性的な渋滞を招き、架け替えが早くからの懸案になっていた。
新しい橋は現橋より30メートル上流側に架けられるもので、延長は523メートル。幅は14メートルで、うち車道が6メートル、両側に幅3.5メートルの歩道が付けられる。今年10月19日から橋脚工事に取りかかった。県仙北地域振興局建設部によると橋を支える橋脚は10基からなり、橋台2基を含めた下部工だけで4年がかりの工事になるという。
橋の高さも洪水対策などで現橋より2メートル高くなるため、右岸側は金谷交差点から100メートルで2.5メートルの高さとなる緩やかな勾配の道路が取り付けられ、西根側は瀬下の交差点から4.5%勾配の道路が設けられる。
この橋の建設で大曲金谷町の現道に面した南側の住宅は作業小屋も含め26軒が移転対象となり、現在も用地買収と移転補償が進められている。現在の道路は北側に面した住宅の生活道路として残されるが、袋小路にならないよう堤防下流側(雄物川運動公園)に抜けられる迂回道路と南側に面した住宅との連絡路となる通路が設けられる。
また、橋から両岸の堤防へも2.5%勾配の取り付け道路が設けられる。現在の大曲橋は夏の最大のイベント〃大曲の花火〃への連絡路にもなっている。新しい橋が完成後は解体されるが、花火大会への観光客を誘導する役目は新橋へと引き継がれることになりそうだ。完成までの総事業費は移転補償費も含め83億円と見込んでいるという。