県仙北地域振興局のキッズ事業
伝統文化を学ぼうと親子でしめ飾り、餅つきを体験(12月17日・月)
親子で地域の伝統文化を学び、地域の良さを継承しようと県仙北地域振興局主催の「じっちゃの家」が16日、大仙市の仙北ふれあい文化センターで開かれた。同振興局管内から10家族30人が参加、しめ飾りと鏡餅作りを体験した。じっちゃの家はお年寄りから学ぼうと名づけたもので、同振興局の「古代浪漫、そして未来へ。キッズin払田柵」事業。7月には枝豆の収穫を、9月には竹とんぼ作りとお焼きを、そして10月にはキリタンポ鍋作りを行い、今回が4回目。
しめ飾りは仙北地域の越後谷敏夫さん(78)が、餅つきは同地域在住でもちつき道場師範の新田リヨさん(71)、越後ケイさん(67)が講師となって指導した。そしてボランティアの活動員と同振興局の職員合わせて10人がスタッフとなって手伝った。
子どもたち17人と保護者13人は最初、センター談話室で越後谷さんの指導でしめ飾り作りに挑戦。しめ飾り用の材料はスゲで、7月の土用の日に刈り取って乾燥させたと言う。
それを参加者全員に配って、越後谷さんと活動員の人たちが縄を編む要領で編み方の見本を示し、「さあ。やってみよう」と声をかけた。スゲを数本ずつ手にしてはよじるように編み始めると細長い紐になっていく。興味を持った子どもたちは熱心に編み始め、「ゲームもいいけどこっちの方も面白い」と大曲小2年の杉山未祐ちゃんは笑顔を見せた。1時間ほどの作業で長さ70センチほどの縄が誕生し、最後は円形にして御幣や南天、松を飾って完成させた。
終わってからは玄関ホールに移って餅つき。昔はそれぞれの家で餅つきをし、正月を迎えたものだが、今はほとんど見られない。「餅はスーパーで売ってるものだと思い込んでいる子どもたちに本物の餅つきを見せたい」と餅つき道場師範の新田さんと越後さんは張り切った。
ペタンコ、ペタンコと杵を振るう。合間に餅を手でこねる。二人で息の合った餅つきを見せ、子どもたちに小さな杵を渡してグループで体験させた。「ヨイショ、ヨイショ」の掛け声に合わせ餅つきを行った子どもたちは、力仕事を終えたとばかりに満足そうな笑顔を浮かべていた。
この日は3升の餅をつき、師範やボランティアの人たちと一緒に正月用の鏡餅を作った後、餅の試食も楽しむなどひと足早い正月を味わった。しめ飾りと鏡餅はそれぞれの子どもたちに土産としてプレゼントした。