築後35年から45年経過
校舎改築に向けて同盟会設立(12月20日・木)
大仙市にある県立大曲工業高校(小田部泉校長)の校舎改築期成同盟会設立総会がこのほど、同市の大曲エンパイヤホテルで開かれた。総会には同窓会員やPTA会員ら約100人が出席、会長に栗林次美市長を選出した後、1月中にも県議会へ改築に向けての請願書を、そして県知事と県教育委員会に要望書を提出することなどを決めた。
同校は生徒数が急増する1962年(昭和37年)4月、機械科、電気科、土木科、建築科の4学科を設置する工業高校として旧仙北町の高梨中学校を仮校舎に発足、その翌年には高梨校舎と旧大曲中学校校舎を利用した大曲校舎で分散授業を行いながらスタート。
しかし、大曲校舎敷地内に建設された実習棟は築後45年、管理棟・教室棟も35年が経過。老朽化が進み、補修を繰り返しているが、実習棟は窓枠が腐食し、開閉も困難だけでなく鉄骨柱の腐食も進み、危険な状態で教育活動にも大きな支障を来しているという。
学科再編で現在は機械科、電気科、土木・建築科の3学科と縮減したが、県南の歴史ある工業高校として人材育成に努め、卒業生は1万人を超える。設立総会ではそうした実績と校舎の窮状を県に訴え、早期改築に向けて運動を展開することなどを確認した。
同校では野球部が来春の第80回記念選抜高校野球大会の「21世紀枠」(3校)の東北代表候補校として推薦されながら17日、「不祥事があった」として推薦を辞退するという騒動もあった。野球部の生徒が授業中に携帯電話を使用、授業を受け持っていた同部副部長が廊下に連れ出して注意しようとした際、生徒の左手が廊下のガラスに当たって軽傷を負わせたもの。
校舎改築期成同盟会副会長に就任した照井巖同窓会長は20日、「母校の改築に向けてムードも盛り上がっていただけに残念なことだが、それはそれとして粛々と準備を進め、改築に向けた運動を展開したい」と話した。